【ワシントン＝秋田浩之】バウチャー米国務省報道官は15日、日本国内で北朝鮮への制裁論議が起きていることについて「日本政府が望み通りに決めるべきことだ」と述べ、日本政府の判断を尊重する原則を改めて強調した。そのうえで「日本が制裁問題でどんな決定を下そうとも、日本人拉致問題の解決に向けた日本の努力を支持する」とも表明した。

　そのうえで「日本の国会は制裁を求める決議案を可決したが、日本政府は声明を出したり、決定を下したりしてはいない。先のことを憶測するのは避けるべきだ」と指摘。日本政府の出方を静観する姿勢をみせた。

　日本人拉致問題への対応を巡っては「北朝鮮は拉致問題を解決しなければならない。どのような方法と手段が適切かは、日本政府が決めることだ」と述べた。 (14:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041216AT2M1600116122004.html

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