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[ニューヨーク 13日 ロイター]猿を用いて描かれたジョージ・W・ブッシュ大統領の肖像が週末ニューヨークで開催されていた展覧会を閉会に追い込み、表現の自由をめぐって抗議運動が勃発している。
クリス・サヴィドによるアクリル絵具の小さな作品「ブッシュ・モンキーズ」は、チェルシー・マーケットの公共スペースに騒動を巻き起こした。マーケットの責任者は、来月まで続く予定だった60作品が参加する展覧会の即時閉会を決定した。
展覧会は新進アーティストを取りあげる季刊雑誌「アニマル・マガジン」の次号に掲載される作品を展示していた。
「すごく大勢、2000人以上が木曜夜のオープニングに集まりました」展覧会を企画したバッキー・ターコは語る。「そこでマーケットの責任者は作品を目にしてショックを受けたようでした。彼は "展覧会は終わりだ。この作品を降ろすか、さもなければ逮捕する" と言いました。非常事態という感じでした」
ターコは土曜日に展覧会を閉め、作品を彼が所有するダウンタウンの小さなギャラリー「アニマル・ギャラリー」に移動させた。チェルシー.マーケットの運営局にコメントを求めたが、返事はなかった。
作品は、遠くから見るとブッシュのような像になるが、近寄って見ると像は沼地を泳ぐチンパンジーや猿で形作られているのがわかる。
「人々はショックを受けたようですね」サヴィドは言う。「よく見て気づいたとき、みんなぎょっとします。反応は嬉しいです」
ピッツバーグ育ちのこのアーティストは、人々の注目は嬉しいことだが、展覧会の閉会が決定されたのは「あきらかに検閲だ」と言う。
サヴィドは作品をオークションに出し、収益を表現の自由のための団体に寄付することを計画中だ。
「これは芸術だけに限らない。アメリカの原則的な権利、言論の自由に関わる深い問題だ」サヴィドは言う。「ニューヨークみたいな土地ですらこういう事が起こり得るというのは、ぞっとするね」
[日本語訳:野中モモ]
写真:ブッシュの肖像が抗議運動の火付け役に(REUTERS/Mike Segar)
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