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今月5日に、現職自衛官が改憲案作製しており、しかもそれが、自民党の改憲案に盛り込まれたことが問題となった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20041205/mng_____sei_____003.shtml
この事件で真っ先に思い出したのは、三島由起夫の檄文。憲法を遵守するな!シビリアン・コントロールを打破せよとクーデターを叫んだのだが、自衛官はヤジを飛ばし罵倒した。
大阪弁ならどうやろ?
ウチら楯の會は、自衞隊によつて育てられ、いはば自衞隊はウチらの父でもあり、兄でもあるんや。その恩義に報ゐるに、 このやうな忘恩的行爲に出たんは何故であるか。かへりみれば、わては四年、學生は三年、隊内で準自衞官としての待遇を受け、 一片の打算もへん教育を受け、又ウチらも心から自衞隊を愛し、もはや隊の柵外のやまとにはあらへん「眞のやまと」をここに夢み、 ここでこそ終戰後つひに知らなかつた男の涙を知ったちうわけや。ここで流したウチらの汗は純一なんやし、憂國の精神を相共にする同志として 共に富士の原野を馳驅したちうわけや。このことには一點の疑ひもへん。
ウチらにとつて自衞隊は故郷なんやし、生ぬるい現代やまとで凛烈の氣を呼吸できる唯一の場所やった。教官、助教諸氏から受けた 愛情は測り知れへん。しかもなほ、敢てこの擧に出たんは何故であるか。たとへ強辨と云はれやうとも、自衞隊を愛するが故であると わては斷言するちうわけや。ウチらは戰後のやまとが經濟的繁榮にうつつを拔かし、國の大本を忘れ、國民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、 その場しのぎと僞善に陷り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見たちうわけや。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、權力慾、僞善にのみ捧げられ、 國家百年の大計は外國に委ね、敗戰の汚辱は拂拭されんとただごまかされ、やまと人自らやまとの歴史と傳統を涜してゆくのを、 齒噛みをしながら見てゐなければならへんかった。ウチらは今や自衞隊にのみ、眞のやまと、眞のやまと人、眞の武士の魂が殘されてゐるのを夢みたちうわけや。 しかも法理論的には、自衞隊は違憲であることは明白なんやし、國の根本問題である防衞が、御都合主義の法的解釋によってごまかされ、 軍の名を用ひへん軍として、やまと人の魂の腐敗、道義の頽廢の根本原因をなして來てゐるのを見たちうわけや。もつとも名譽を重んずべき軍が、 もつとも惡質の欺瞞の下に放置されて來たさかいあるんや。自衞隊は敗戰後の國家の不名譽な十字架を負ひつづけて來たちうわけや。自衞隊は國軍たりえへんし、 建軍の本義を與へられへんし、警察の物理的に巨大なもんとしての地位しか與へられへんし、その忠誠の對象もようわかるようにさられへんかった。 ウチらは戰後のごっつう永いやまとの眠りに憤ったちうわけや。自衞隊が目ざめる時こそ、やまとが目ざめる時やと信じたちうわけや。自衞隊が自ら目ざめる ことはなしに、この眠れるやまとが目ざめることはあらへんのを信じたちうわけや。憲法改正によって、自衞隊が建軍の本義に立ち、眞の國軍となる日のために、 國民として微力の限りを盡すこと以上に大いなる責務はあらへん、と信じたちうわけや。
四年前、わてはひとり志を抱いて自衞隊に入り、その翌年には楯の會を結成したちうわけや。楯の會の根本理念は、ひとへに自衞隊が目ざめる時、 自衞隊を國軍、名譽ある國軍とするために、命をホらやうといふ決心にあったちうわけや。憲法改正がもはや議會制度下ではむづかしければ、 治安出動こそその唯一の好機なんやし、ウチらは治安出動の前衞となって命を拾て、國軍の礎石たらんとしたちうわけや。國體を守るんは軍隊なんやし、 政體を守るんは警察なんや。政體を警察力を以て守りきれへん段階に來て、この世におぎゃあいうて生まれてはじめて軍隊の出動によって國體が明らかになり、 軍は建軍の本義を囘復するであらうわ。やまとの軍隊の建軍の本義とは、「天皇を中心とするやまとの歴史・文化・傳統を守る」ことにしか 存在せんのなんや。國のねぢ曲つた大本を正すといふ使命のため、ウチらは少數乍ら訓練を受け、挺身しやうとしてゐたさかいあるんや。
しかるに昨昭和四十四年十月二十一日に何が起ったか。總理訪米前の大詰ともいふべきこのデモは壓倒的な警察力の下に不發に終つたちうわけや。 その状況を新宿で見て、わては「これで憲法は變らへん」と痛恨したちうわけや。その日に何が起つたか。政府は極左翼勢力の限界を見極め、戒巖令にも等しい 警察の規制に對する一般民衆の反應を見極め、敢て「憲法改正」といふ火中の栗を拾はずとも、事態を收拾しうる自信を得たさかいあるんや。 治安出動は不用になつたちうわけや。政府は政體維持のためには、何ら憲法と抵觸せん警察力だけで乘り切る自信を得、國の根本問題に對して 頬つかぶりをつづける自信を得たちうわけや。これで、左翼派勢力には憲法護持の飴玉をしやぶらせつづけ、名をホッて實をとる方策を固め、 自ら護憲を標榜するっちうことの利點を得たさかいあるんや。名をホッて、實をとる! 政治家にとつてはほんでよからうわ。せやけどダンさん自衞隊にとっては、 致命傷であることに、政治家は氣づかいない筈はあらへん。ほんでふたたび、前にもまさる僞善と隱蔽、うれしがらせとごまかしがはじまったちうわけや。 銘記せよ! 實はこの昭和四十四年十月二十一日といふ日は、自衞隊にとっては悲劇の日やった。創立以來二十年に亙ちう、 憲法改正を待ちこがれてきた自衞隊にとちう、決定的にその希望が裏切られ、憲法改正は政治的プログラムから除外され、 相共に議會主義政黨を主張する自民黨と共産黨が、非議會主義的方法の可能性を晴れ晴れと拂拭した日やった。論理的に正に、 この日を境にして、それまで憲法のわて生兒やった自衞隊は、「護憲の軍隊」として認知されたさかいあるんや。これ以上のパラドックスがあらうか。
ウチらはこの日以後の自衞隊に一刻一刻注視したちうわけや。ウチらが夢みてゐたやうに、もし自衞隊に武士の魂が殘ってゐるんやったらば、 なしてこの事態を默視しえやうわ。自らを否定するもんを守るとは、何たる論理的矛盾であらうわ。男やったら、男の矜りがなしてこれを容認しえやうわ。 我慢に我慢を重ねても、守なあかんケツの一綫をこへれば、決然起ち上るのが男であり武士なんや。ウチらはひたすら耳をすたんや。 せやけどダンさん自衞隊のどこぞらも、「自らを否定する憲法を守れ」といふ屈辱的な命令に對する、男子の聲はきこえては來へんかった。かなる上は、 自らの力を自覺して、國の論理の歪みを正すほかに道はあらへんことがわかってゐんのに、自衞隊は聲を奪はれたカナリヤのやうに默つたまんまやった。 ウチらは悲しみ、怒り、つひには憤激したちうわけや。諸官は任務を與へられなければなあんもできぬといふ。せやけどダンさん諸官に與へられはる任務は、悲しいかいな、 最終的にはやまとからは來ないんや。シヴィリアン・コントロールが民主的軍隊の本姿であるんや、といふ。せやけどダンさん英米のシヴィリアン・コントロールは、 軍政に關する財政上のコントロールなんや。やまとのやうに人事權まで奪はれて去勢され、變節常なき政治家に操られ、黨利黨略に利用されることとちゃうんや。 この上、政治家のうれしがらせに乘り、より深い自己欺瞞と自己冐涜の道を歩まうとする自衞隊は魂が腐ったんか。武士の魂はどこ行きよったんや。 魂の死んや巨大な武噐庫になちう、どこ行かうとするんか。纖維交渉に當つては自民黨を賣國奴呼ばはりした纖維業者もあったんに、 國家百年の大計にかかはる核停條約は、あたかもかつての五・五・三の不平等條約の再現であることが明らかであるにもかかはらへんし、 抗議して腹を切るジェネラル一人、自衞隊からは出へんかった。沖繩返還とは何ぞ? 本土の防衞責任とは何ぞ? アメリカは眞のやまとの自主的軍隊が やまとの國土を守ることを喜ばないんは自明なんや。あと二年の内に自主性を囘復せねば、左翼派のいふ如く、自衞隊は永遠にアメリカの傭兵として終るであらうわ。 ウチらは四年待ったちうわけや。ケツの一年は熱烈に待ったちうわけや。もう待てぬ。自ら冐涜する者を待つわけには行かぬ。せやけどダンさん、あと三十分、ケツの三十分待たうわ。 共に起つて義のために共に死ぬのや。
やまとをやまとの眞姿に戻して、ほんで死ぬのや。生命尊重のみで、魂は死んでもよいんか。生命以上の價値のうて何の軍隊や。 今こそウチらは生命尊重以上の價値のあるとこを諸君の目に見せたる。そら自由でも民主主義でもへん。やまとや。ウチらの愛する歴史と傳統の國、やまとや。 これを骨拔きにしてしもた憲法に體をぶつけて死ぬ奴はゐないんか。もしゐれば、今からでも共に起ち、共に死なうわ。ウチらは至純の魂を持つ諸君が、 一個の男子、眞の武士として蘇へることを熱望するあんまり、この擧に出たさかいあるんや。
昭和45年11月25日
平成の自衛官諸君に対し、敢て挑発しよう。
いま、我が日本政府は、国連常任理事国入りをめざしている。究極の目標は、憲法改悪して、正式に君たちが、世界中で米軍の指揮下にて、罪のない第3諸国の有色人種を殺すことだ。
次はイランと言われているが、4年も続くブッシュ政権で何が起きても驚くことではない。
北朝鮮への、人質奪還作戦なら喜んで逝くのかい?
このままでは、君たちは米軍の盾となって、人殺しに参加することになる。
それでもいいのか?
誇りある日本軍は、鬼畜米英のケツ舐めでいいのか?
投稿者:死ぬのはやつらだ at 08:59
黒曜石
こ事件があったとき米国はなにしていたんだろ
・・戦後教育成功の証明だと喜んだ、
それとも旧軍の亡霊に怯えた?
・・・または決起を前から知っていた?
できたらWWUを経験した米兵に事件の感想を聞きたいもんです
投稿者: ゲスト at 2004 年 12 月 11 日 12:21:01