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(回答先: 天皇と政治との分離の必要性について 投稿者 PCOG 日時 2005 年 1 月 26 日 10:39:35)
天皇制は共和制でも立憲君主制でも、その混合形態でもない、と私は考えます。
共和制であれば、国家の代表はすべて国民ないし国会によって選ばれた存在であるはずだし、立憲君主制ならば、君主の憲法に従う義務が憲法に明記されているはずです(王権が最も強力な国の一つと考えられるタイ憲法でも、その線は守っている)。
ところが日本国憲法では、天皇は憲法のほかに明治以来の皇室典範に拘束され、また説明抜きに「象徴」と規定され、その地位を保障する「国民の総意」を確認する手段(国民投票とか)は、なんら国民に与えられていない。「国民主権」は第1条から骨抜きなのです。
だから、日本の政治体制の根幹は明治憲法からそんなに変わらず、官僚とその象徴たる天皇からなる神政国家、というのが現状に最も即しているのではないか。森喜朗の「神の国」発言は、実は的を付いていたのではないか、と思うのです。