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小泉純一郎首相は28日夜(日本時間同)、ラオスの首都ビエンチャン市内のホテルで同行記者団と懇談し、中国への政府開発援助(ODA)について「中国は目覚ましい経済発展を遂げている。もう卒業の時期を迎えているのではないか」と述べ、対中国ODAの打ち切りを検討する考えを表明した。
来月14日に期限切れを迎える自衛隊のイラク派遣延長を前提に、サマワの治安維持を関係国に求める考えを示した。
対中ODAについて首相は「円借款の返済も順調だし、早くODAの卒業生となることを期待している。将来、中国自身が支援国となることを期待している」と述べた。
サマワ周辺で治安維持に当たっているオランダ軍が来年3月に撤退した後の対応に関しては「今後、よく関係各国と協議していきたい」と強調。政府は英国軍による治安確保を期待しており、英政府との調整を本格化する方針だ。
日中関係悪化の要因である自らの靖国神社参拝については「(過去4回の参拝は)適切だった」と強調。「どこでも言うべきことは言っている」として、30日の温家宝首相との首脳会談で中国側が参拝問題を持ち出してきた場合、自らの考えを伝える姿勢を示した。
郵政民営化法案策定に関連しては「(9月にまとめた)基本方針にのっとって与党とも調整していかなければならない」と述べ、担当閣僚中心に調整を図る考えを表明した。(共同)
≪小泉首相の発言要旨≫
小泉純一郎首相の同行記者団との懇談要旨は次の通り。
▽対中ODA 中国は目覚ましい経済発展を遂げている。もう卒業の時期を迎えているのではないか。円借款の返済も順調だし、早く政府開発援助(ODA)の卒業生となることを期待している。将来、中国自身が各国に対して支援国となることを期待している。
▽日中関係 順調だ。靖国神社参拝問題だけではない。国際社会の中で日中協力していかなければいけない分野もたくさんある。(中国だけでなく)どこでも言うべきことは言っている。(過去4回の靖国参拝は)適切だった。
▽文部科学相発言 一部だけ取り上げているのではないか。全体を取り上げた方がいい。
▽郵政民営化 基本方針にのっとって、与党とも調整していかなければならないと思っている。できれば、私の出番をなくしてもらいたい。
▽自衛隊イラク派遣 (オランダ軍撤退後のサマワの治安確保は)今後、よく関係各国と協議していきたい。(派遣延長は)適切な時期に判断したい。そのときは各国と協議して地元の住民との友好関係を維持できるよう努力したい。
▽ポスト小泉 (後継者育成は)若手を起用したりして、考えている。後は本人の努力と党内がどう考えるか。私が指名するべき問題でもない。(共同)
(11/29 00:17)
http://www.sankei.co.jp/news/041128/sei093.htm