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帳簿に自民20議員の名前
日歯連献金
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20041127/mng_____sei_____001.shtml
「日本歯科医師連盟」(日歯連)が二〇〇二年までの三年間に、自民党の政治資金団体「国民政治協会」(国政協)へ寄付した総額約十五億円のうち、計五億三千万円余りについては、日歯連の会計帳簿に実際の献金先として指定したとみられる二十人の同党国会議員の名前が記されていたことが、明らかになった。
■自民『迂回献金ない』
国会では現在、政治資金制度の改正論議と併せ、国政協を経由した「迂回(うかい)献金」疑惑を野党側が追及しており、今回明らかになった会計帳簿の存在は、こうした議論に大きな影響を与えそうだ。帳簿に名前のあった二十人の自民党議員は、コメントしなかった二人を除いて全員、迂回献金の事実を否定した。
日歯連と国民政治協会の政治資金収支報告書によると、二〇〇〇年から〇二年までに、日歯連から国政協へ計五十一回、総額十五億六百万円の献金があった。
関係者によると、日歯連の会計帳簿には、このうち三十件計五億三千三百万円分について、一回の献金ごとに議員の名前が記されていた。衆院十九人、参院一人で当時は全員、現職だった。
金額が最も多かったのは、幹事長経験者の名前が付記された献金で、三年間の合計は計一億二千万円。二番目は別の幹事長経験者の一億五百万円。さらに別の元幹事長と元国交相が五千万円ずつとなっている。全体で、政策決定に影響力を持つ党三役経験者が計六人。元厚相や衆院厚生労働委の理事経験者ら厚生族議員が五人いた。
複数の関係者は「日歯連から国政協への献金には、特定の議員を指定して行うものがあった。会計帳簿の議員名は指定した献金先とみられる」と証言している。
会計帳簿に名前があった議員については、実際に献金が渡ったかどうかは確認されていない。政治資金収支報告書によると、二十議員の側には同じ三年間で、日歯連から直接、計七千三百二十万円の献金があった。
迂回献金疑惑は今国会で問題となっているが、自民党は今月十日、「党が寄付者の意思に拘束され、特定議員に政治資金を支給することはない」と疑惑を全面否定する最終報告を行った。
国民政治協会経理部の話 私どもは迂回献金の認識はありません。献金はすべて通常の寄付として頂いております。私どもから党への寄付も、通常のものとして処理しています。
自民党幹事長室の話 政治資金規正法に違反するようないわゆる迂回献金はありません。しかしながら、誤解や指摘を厳粛に受け止め、厳しい内規を策定したところです。日歯連の内部資料については、その存在も内容についても確認できませんので、コメントのしようがありません。