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変態愛人スキャンダルで衆院選に落選、来年4月の福岡2区補選で復活を目指す山崎拓首相補佐官(67)が近く補佐官を辞任するとの観測が急浮上してきた。評判の悪い同ポストにとどまったままでは、「補選に不利」との読みからだ。山拓氏の首を狙う民主党は26日、刺客候補を決定。12月の党大会も、山拓氏の地元・福岡で開催するなど着々と“山拓包囲網”を構築する。山拓氏、大ピンチである。
【辞任説】
「(補選への正式な)出馬表明をするとき、『補佐官は辞めます』ということになるんじゃないか」。山拓氏に近い与党幹部は夕刊フジの取材にこんな核心情報を明かす。
この幹部は「そもそも補佐官になったのが間違い。バッジがなくても政治活動ができるのでは、有権者の支持も得られない」と、山拓氏が補佐官にとどまったままでは補選に大きなデメリットになるとの認識を示す。
山拓氏が、盟友・小泉純一郎首相(62)直々の指名で、補佐官に就任したのは9月末の内閣改造人事。山拓氏が補佐官のまま、仮に選挙で負ければ、首相の任命責任も問われてしまう。こうした背景もあり、与党内には「辞任説」が急速に強まっているのだ。
【ドブ板】
注目の山拓氏は補佐官就任当初こそ、「毎日、官邸に出勤する」とし、専用の部屋や秘書官もつけ、意欲満々だった。だが、最近は官邸で姿をみかけることもまれとなった。
山拓氏は山崎派幹部に「週4日は地元に帰る」と話し、福岡市内で「居酒屋トーク」と銘打ったミニ集会や地域の行事に頻繁に顔を出す“ドブ板選挙”に精を出す。先月23日には、地元企業が参加したソフトボール大会で、「捲土(けんど)重来を期したい」と補選に意欲を示していた。
【大逆風】
だが、山拓氏への逆風は強まるばかり。
今月10日、自民党総務懇談会で、小里貞利元総務会長(74)が「補佐官をおやめになったほうがいい」と直言。山崎派の議員からも「派のほぼ全員が辞任したほうがいいとの意見だ」との声が飛ぶほか、党内は「補佐官のまま補選を突破するのは至難の業」(閣僚経験者)が支配的だ。
15日には、山拓氏の地元・福岡市のホテルで後藤田正純氏(35)が「若手として(党公認での擁立は)反対。公募でやる気のある人間をとろうとしているのに、反することをなぜするのか」と若手の声を代弁した。
福岡選出の国会議員も「スキャンダル後、山拓系の県議、市議も徐々に離れ、残っているのは数人。7月の参院選では自民党候補がいるのに、山拓系県議を無所属で出馬させ、県連とは最悪の関係になった。公認が得られるかどうかも分からない。民主党がひどい候補を立てない限り、山崎当選は難しい」と話す。
【刺客】
古賀潤一郎前衆院議員(46)を学歴詐称事件で失った民主党は着々と“山拓包囲網”を構築している。
「今回の選挙はオールジャパンの大変な選挙になる」−。18日の会見で、玄葉光一郎選対委員長(40)は強調した。民主党は毎年1月に開いてきた党大会を補選をにらみ、12月19、20の両日に繰り上げた。
しかも、“対山拓”を意識し、わざわざ福岡で開く徹底ぶり。当然、山拓氏の対抗馬となる公認候補のお披露目も予定されている。
候補者も3人に絞り込んだ。京大医学部卒の元厚生官僚(30歳代)、元外資系金融会社役員(40歳代)、車いすの弁護士(30歳代)の男性3人で、26日午後、選対幹部や県連幹部ら13人が投票で候補を決定する。これに先立ち、同党は有権者を対象に大規模な市場調査も実施しており、「打倒・山拓」に並々ならぬ力の入れようだ。
変態スキャンダル発覚→副総裁就任→落選→補佐官就任…と続いた波瀾(はらん)万丈の政治家人生の結末は来春、明らかになる。
[ 2004年11月25日13時0分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=25fuji47366&cat=7