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事務局長に禁固10月求刑
村岡元長官との共謀認める 野中氏も同調と検察側
1億円献金隠しで東京地裁初公判
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20041124/fls_____detail__030.shtml
政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)から自民党旧橋本派への1億円献金隠し事件で、政治資金規正法違反(不記載)の罪に問われた、同派の政治団体「平成研究会」(平成研)の事務局長滝川俊行被告(55)の初公判が24日、東京地裁(岡田雄一裁判長)であり、滝川被告は起訴事実を認め、検察側は禁固10月を求刑、結審した。判決は12月3日。
検察側は論告で「政治資金規正法の目的を失わせる悪質な犯行。不記載額は極めて多額で、国民の政治不信を増大させ社会的影響も甚大だ」と批判した。弁護側は寛大な判決を求め、滝川被告は最終意見陳述で「責任の重さ、皆さまにかけたご迷惑を、深く深く反省しております」と述べた。
会計責任者として献金を平成研の口座に入金したとされる滝川被告は、事件のキーパーソン。認否では、不記載を滝川被告に指示したとして在宅起訴された元同派会長代理の元官房長官村岡兼造被告(73)との共謀も認めた。村岡被告は記者会見などで「冤罪(えんざい)だ」と全面的に否認しているが、12月14日の初公判前に滝川被告の判決が言い渡されることになり、審理に影響を与えそうだ。
検察側冒頭陳述によると、日歯連からの1億円小切手を2001年7月3日、橋本龍太郎元首相から受け取った滝川被告は村岡被告に報告。さらに02年3月中旬ごろの平成研幹部会前に、領収書の発行を日歯連から要請されたことを伝えた。村岡被告は幹部会の意見を聞いて方針を決めることとし、その場にいた野中広務元自民党幹事長もこれに同調した。
幹部会では最終的に村岡被告が「それでは領収書は出さないことにしよう」と述べ、収支報告書に記載しないと決定。滝川被告が日歯連から、領収書を出さないことへの了承を得られたと報告すると、村岡被告は「そうか、分かった。ご苦労さん」とねぎらった。
東京地検は橋本元首相のほか、青木幹雄自民党参院議員会長を嫌疑不十分で不起訴に、野中元幹事長は「事件への関与は認められるが積極的なものではなかった」として起訴猶予にしている。
起訴状によると、滝川被告は村岡被告と共謀。01年7月2日、日歯連から1億円の献金を受けながら、記載のない平成研の01年分収支報告書を総務相に提出した。