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(回答先: 地球体の「異物」への拒否と其れによる「異物」の自滅。「マツリゴト」の根本は宇宙と人類の永続を願う心。 投稿者 新世紀人 日時 2004 年 11 月 14 日 12:36:57)
私も「天に唾すれば己に返ってくる」という単純な物理法則(自業自得というのとは
ちょっと違いますが)以外の「天罰」なる、非物理法則的概念は信じていませんが、
「警告」という意味での天災ならあると思っています。
同じ「地球」という肉体の上での癌の転移のようなものかも知れませんが、そこの
住民に、別の惨状や悲劇を経験している地域との波動の類似が見られる場合に、連動
する形で注意を集めるという意味の「警告効果」もあるのでは、と思っています。
私は、例えば新潟の地震は、イラク戦争などに対する警告(注意喚起)である可能性
は感じていますが、それは新潟県民に「カルマのバチがあたった」などというもので
なく、もともと日本の中で低く扱われたという、民衆の苦しみが濃厚に表れたエリア
であり、潜伏していたエネルギーがとうとう顕在化し、イラクの現象と共振したので
はないかと感じています。
(新潟の被災地域は、日本の食糧庫でありながら、田中角栄が登場するまでずっと
農奴の如く扱われ、国民の中でも最も庇護が薄い状態にあったのだと認識しています。
確かに今は全体としては豊かになりましたが、彼らの味わった苦悩はその分置き去り
にされる結果になっていました)。
新潟県民にとっては小泉より「田中角栄」の方がずっとマシだったと思います。
イラク国民にとっては、ブッシュより「フセイン」の方がずっとマシだったように。
最近ある集会で、森永卓郎さんだったかが「それまでの、田中角栄の流れを汲む政治
内閣の方針と、森内閣以降、とりわけ小泉内閣になってから大きく変わってしまった。田中系の内閣では、弱者や貧しい者の声を一応なりとも受け止め、福祉や救済に力点
を置く経済政策が行われていたが、森内閣意向は、そういった庶民のニーズは「痛み
をともなう改革」のスローガンや、「自己責任」のもとに切り捨てられ、一部の金持
ちと多くの貧乏人〜金持ちはより金持ちに、貧乏人はますます貧乏にというディバイ
ド政策がメインになってしまっている・・・」というようなことを訴えていたそうで
す。
先の地震も我々にいま一度、新潟庶民の声を聞き、イラク庶民の声にも謙虚に耳を傾
けよ、というメッセージなのではないでしょうか。また被害にあった人々には、今の
体制を容認するな、角栄以前の虐げられた時代に自ら逆行することになってもいいの
か?というメッセージかもしれません。
そういう法則が本当だった場合、少し気をつけなければいけないのは、天が奢った
人々にバチを与えるのとは逆で、むしろ弱り目に祟り目、に近いように、抑圧され
た苦悩や悲しみが、新たな苦悩を引きつける傾向がある、ということかも知れません。
その逆が、笑う角には福来る、ということなのでしょう。
(台風などにも、そのように何らかのメッセージが込められていると思います)。
辛い目にあった地域や国民は、指導者にまかせて何も言わないのではなく、自分たち
の境遇をはっきり意識して、あきらめずに訴えたり、自ら改革をもたらすような行動
を起したりという積極性が必要なのだと思います。
癌にかかったから、諦めながら医者に命をあずける、では(医者がいうところの)奇
跡的治癒(実はありふれた)を呼び込む可能性は、著しく低くなってしまいます。