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http://www.asahi.com/national/update/1111/002.html
都立高校「奉仕」必修へ 東京都教委が07年度に
東京都教育委員会は07年度から、すべての都立高校に「奉仕体験活動」を必修教科として導入する方針を固めた。05年度は単位認定などに関する研究校20校を指定する意向で、新年度予算で300万円を財政当局に要求した。学校教育での奉仕活動を巡っては、森首相当時の私的諮問機関「教育改革国民会議」で義務化が検討されたが、「自発的でないと意味がない」などの反発で義務化を見送った経緯がある。
都教委によると、都道府県立高校全体で奉仕活動を必修化するのは初めて。1単位(35時間)を、卒業に必要な単位として設定する予定だ。
「奉仕体験活動」は学習指導要領に教科としては位置づけられていない。このため、各校が独自に設ける「学校設定教科・科目」として導入する。現在、希望者によるボランティア活動を単位に認定している都立高校は15校ある。新年度はこのうちの10校に新たに10校を加え、研究指定校にしたうえで、07年度から全校に広げる予定。
都教委は昨年度、高校改革の一環として「ボランティアの日」を設定。各校で工夫して、車いすの修理や水害に備えた土嚢(どのう)作りなどに生徒が取り組んだ。
奉仕活動は、戦後教育の見直しを目指した教育改革国民会議で浮上。自主性を基本とするボランティアと異なり、共同生活の中で義務付けるものとして検討された。
都教委幹部は導入の狙いについて「内容はボランティア活動と変わらない。生徒がいろいろな人と交流し、活動を通してより広いものの見方ができるようになることを期待する」と話している。
一方で都教委は、「ボランティア」でなく「奉仕」と呼ぶ理由について、「自主的・自発的に行うだけでなく、他教科と同じく教育課程に組み入れて必修化するため」と説明する。
(11/11 03:04)
都立高:奉仕活動を必修科目に 07年度から導入へ(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20041111k0000e040041000c.html
東京都教育庁は07年度から、都立高校全校に「奉仕」を必修科目として導入する方針を決めた。来年度は研究校を20校指定し、試験的にスタートさせる。就学も仕事も職業訓練もしない「ニート」と呼ばれる若者が増えているが、「社会と接し、自分の進路や生き方を見つける機会になれば」としている。同庁によると、都道府県レベルで奉仕活動を必修科目とするのは初めて。
都立校201校は昨年度から、毎年11月に「ボランティアの日」を設け、うち15校で「ボランティア活動」を選択科目として単位認定している。しかし、「ボランティアの日」に参加する生徒は各校とも少数で、選択科目を履修するのも特定の生徒に限られている。
「奉仕」は1単位(年35時間)で、うち10時間程度は座学。残りは福祉施設での生活支援、地域行事や児童、園児の野外活動の手伝い、森林の維持管理、河川、公園の清掃などを予定している。
来年度から2年間、学識経験者によるカリキュラム開発委員会を設け、授業内容を決める方針。
学校教育での奉仕活動をめぐっては、森喜朗首相当時の私的諮問機関「教育改革国民会議」で義務化が検討されたが、「自発的でないと意味がない」との批判が相次ぎ、見送った経緯がある。
【田中義宏】
毎日新聞 2004年11月11日 11時13分
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20041111AT1G1100611112004.html
都立高校、「奉仕」を必修科目に・教育庁方針(日本経済新聞)
東京都教育庁は11日までに、2007年度から都立高校全200校で「奉仕」を必修科目にする方針を固めた。05年度にカリキュラムに関する研究校20校を指定する。卒業後、進学も仕事もしない若者が目立ち始めていることから、在校中に社会的な接点を増やし、進路選択の幅を広げるのが狙いという。都道府県立高校全体で奉仕活動を必修化するのは全国で初めて。
都教育庁によると、「奉仕」を卒業に必要な一単位(35時間)として設定。このうち10時間を座学とし、残りの時間を障害者施設や老人福祉施設での介助といった活動に充てる。活動内容はボランティアと同じだが、「生徒が自発的に行うのではないため『奉仕』と呼ぶことにした」としている。都立校ではすでに15校が選択科目としてボランティア活動を単位認定しているが、一部の生徒が学校の周辺を清掃する活動にとどまっているケースもあるという。同庁の担当者は「奉仕活動に全校生徒で取り組むことで、将来の進路や今の社会について関心を持つきっかけになる」と話している。
(10:42)