現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙6 > 627.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 統一教会系団体から献金 100万円、支部長は文科相〔yahoo-共同通信〕 投稿者 ヒート 日時 2004 年 11 月 09 日 11:50:52)
http://www.chojin.com/main.html
http://www.chojin.com/person/hantai1.htm
(順不同、ご芳名敬称略)
■ 反対する人々の著書などを紹介します。
●荒井荒雄(ジャーナリストかな?)
『勝共連合と原理運動』(青村出版社、1971)、『まぼろしの勝共世界最終戦』(同、1972)、『原理運動の謀略と自民党・岸信介原罪論』(同、1977)、『青瓦台と日本の学者たち・原理運動に踊る人々』(同、1978)、『原理運動最後の日』(同、1979)、『悪魔が操る“スパイ防止法”と霊感商法』(同、1987)、などの、いわゆる「日本の狂気」シリーズ(1〜6)の著者で、これをネタ本にして盛んに統一教会批判が横行した時期がありました。内容的には独自の歴史観や価値観を強弁したもので間違いも多く、出典や情報源も古すぎて現状に合わないものですが、統一教会・統一運動批判の古典的な存在と言うことはできるでしょう。他に『仰臥禅〜寝ころび禅健康法〜』(大陸書房、1979)などの著書もあります。
●森山諭(日本イエス・キリスト教団・荻窪栄光教会元老牧師、同教団顧問)HP
統一教会信者の拉致監禁を積極的に進めてきた牧師です。『現代日本におけるキリスト教の異端』(ニューライフ出版社、1976)の著書では統一教会、エホバの証人、モルモン教の教義を独自に解釈し、反論内容や“どこを突けばよいか”等のアドバイスが書かれています。統一原理については『原理福音・統一協会のまちがい』(同)等の著書もあります。氏の著書は概して感情が先立っていて理論的でなく、形式的な間違いや誤記等も目立つのが残念ですが、統一教会批判の長老的存在としてよく引用されてきました。編著『統一教会からまことのメシヤへ 原理講論のまちがいをただす』(ニューライフ出版社、1986)では、前半が活動内容の批判と「救出作戦」、後半が教理批判になっています。他に『創価学会のまちがいをただす』(日本イエスキリスト教団東京教会出版局、1963)等の著書もあります。1996年逝去。
●浅見定雄(東北学院大名誉教授、神学博士、日本共産党系)
『統一教会=原理運動』(日本基督教団出版局、1987)、『新宗教と日本人』(晩聲社、1994)等の著書があります。統一教会に限らず幸福の科学・エホバの証人等に対しても手厳しい批判を展開しています。また、現場のフィールドワーク的研究をされる宗教学者・島田裕巳氏と壮烈な論戦を展開したり、月刊誌「創」と宗教ジャーナリスト・室生忠氏を相手取って名誉毀損の裁判を提起するなど、活発な論戦を好まれるようです。日本共産党機関紙「赤旗」で統一教会批判をしたり、日共系「革新統一懇」でも活動されているようですので、神学者といっても左翼系といえるのでしょう。
●有田芳生(ジャーナリスト、元日本共産党員)HP
テレビのコメンテイターとして有名なジャーナリスト。父親が共産党員で、ヨシフ・スターリンの名前にちなんで「芳生」と命名されたと言われています。『天皇をどう教えるか』(教育資料出版会、1988)という著書の中では昭和天皇の終戦時の英断について「あまりにも御都合主義だった」と手厳しく批判する左翼思想の持ち主。統一教会関係の著書としては『霊感商法の見分け方』(晩聲社、1988)、『原理運動と若者たち』(教育史料出版会、1990)、『桜田淳子と統一教会のウソ』(江川紹子氏との共著、アイペックプレス、1992)、『統一教会とは何か』(教育資料出版会、1992)、『脱会』(同、1993)などがあります。
●杉本誠(日本キリスト教団西尾教会牧師、元全共闘活動家)
新体操・山崎浩子さんの脱会説得を担当したと言われる牧師で、「週刊文春」の中では全共闘活動家であったことを告白しています。編著書の『統一協会信者を救え』(緑風出版、1993)では裁判記録などを元に統一教会の批判をしています。
●茶本繁正(元日本共産党機関紙「赤旗」記者、日本ジャーナリスト会議代表委員)
この方の著書『原理運動の研究』(晩聲社、1977)、『原理運動の実態』(三一書房、1979)、『原理運動の研究・資料編I・II』(晩聲社、1984)等は関係者の間では非常によく読まれました。事実を述べるというよりもきわめて政治的意図が濃いもので、日本共産党による統一運動批判の元ネタ的な位置付けかもしれません。最近は石原都知事の退陣を強く迫っているようです。
●萩原遼(日本共産党機関紙「赤旗」・元特派員、ジャーナリスト)
韓国で出回った統一教会中傷用の虚偽情報を元にした『淫教のメシヤ・文鮮明伝』(晩聲社、1984)があります。最近は北朝鮮関連の執筆活動に力を入れ、『北朝鮮に消えた友と私の物語』(文藝春秋、1998)で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。北朝鮮から韓国に亡命した黄長Y氏の回顧録『金正日への宣戦布告』(文藝春秋、2001)を翻訳するなど、北朝鮮の実態に触れて共産党に対する批判を展開するようになっていますが(ひと昔前ならば共産党員除名処分でしょうけれど)、党員除名にはなっていないようです。
●榊利夫(日本共産党中央委員会名誉幹部会委員、元「赤旗」編集局長、元衆議院議員)
『文鮮明主義の批判』(白石書店、1993)、『統一協会はどうなるか!』(新日本出版社、1994)の著者。統一教会の教義と活動内容に対する批判は相当古い韓国のスキャンダル記事をそのまま踏襲しているため全く新鮮味がないのですが、統一教会と警察や自民党との癒着問題について具体的に論じた部分にかなりのスペースを割いているのが特色です(ひょっとして、自民党や警察批判が著者の最も言いたい内容だったのかも知れませんが)。
●日隈威徳(日本共産党中央委員会・宗教委員会責任者)
『勝共連合』(新日本出版社、1984)、『宗教と共産主義』(新日本出版社、1986)等の著書があります。共産党の「宗教委員会」というのは天理教、真宗大谷派、日本キリスト教団の一部などの宗教票を取り込みつつ、創価学会(公明党)や統一教会を批判するわけですが、いずれも観点は宗教教理ではなく政治的な内容が中心です。共産党と結びつく宗教団体もけっこう存在しているんですね。
●柿田睦夫(日本共産党機関紙「赤旗」記者、ジャーナリスト)
『統一協会・集団結婚の裏側』(かもがわ出版、1992)、『霊・超能力と自己啓発』(新日本出版社、1991)、『霊・因縁・たたり』(かもがわ出版、1995)等の著者。共産党の考えである唯物論(この世は唯、物があるだけという理論)の観点から宗教を批判しますが、統一教会に関しては自民党との癒着関係についても追及しています。
●本間テル子(原理運動被害者父母の会会長)
本名は「本間テル」です。いわゆる「反対父母の会」の源流になっている方で、地元では基盤が出来なかったため共産党の全国組織や左翼弁護士・牧師・強制改宗屋たちのネットワークと連携した活動を展開していきました。考えてみれば、この方も共産党の戦略に乗せられ、持ち上げられてしまった人物であると言えないこともありません。娘(ハツ子さん)は統一教会の現役信者で、きわめて信仰の深い方です。
●川崎経子(小諸いずみ会「いのちの家」所長、日本キリスト教団谷村教会・元牧師)
『統一協会の素顔』(教文館、1990)の著書があり、統一教会の中で活動していた人々の話を材料にして脱会・説得の方法などが書かれています。神学的に注目すべき観点に乏しいのが残念ですが、古参信者の方がこの本を読むと思わず微笑んでしまう図解や内容を発見するかもしれません。
●和賀真也(エクレシア会代表、元セブンスデー・アドベンチスト教団八王子教会牧師)
『統一協会・その行動と論理』(新教出版社、1978)、『統一教会と文鮮明』(同、1981)の著書があり、これも反対派にとって古典的なテキストと言えるかもしれません。この方は統一原理の講義を聴講したこともありますが、著書を読む限りあまり深い理解には達らなかったようです。拉致監禁・強制改宗については、改宗業者を雇わずに自分自身で強制改宗を進める体制を取っています。
●宮村峻(強制改宗の請負業者)
統一教会の信者を拉致・監禁して強制改宗を進めていく役割の人です。もちろんボランティアではなくプロです。拉致監禁被害の裁判では頻繁に登場してくる方で、左翼弁護士や一部の過激派牧師たちと提携して活動しているようです。
●山口広(霊感商法「被害弁連」事務局長、第二東京弁護士会所属弁護士、旧社会党系)
著書に『告発・統一協会・霊感商法』(東澤靖弁護士との共著、水曜社、1987)、『検証・統一協会』(緑風出版、1993)等があります。これは、教義内容よりも活動面を中心に批判したものです。宗教団体の活動に関する日弁連の「意見書」をめぐって、正論を貫く宗教ジャーナリスト・室生忠氏と「大法輪」誌上で激論を交わしました。
●紀藤正樹(第二東京弁護士会所属弁護士、旧社会党系)HP
弁護士の中では恐らく最も活発なホームページを運営していると思います。掲示板の投稿も盛んのようです(あまり管理しないので荒れ放題になったりしているのが少し気になりますが)。山口広弁護士等との共著で『宗教トラブル110番』(民事法研究会、1999)などの著書があります。
●伊藤芳朗(東京弁護士会所属弁護士、日本共産党系)
共産党員の家で起きた「女子高生コンクリート殺人事件」の監禁・強姦・殺人犯人を弁護した共産党系弁護士。この人の裁判における準備書面を見る限り、あまり統一教会に詳しいとは思えませんが、『ボクが弁護士になった理由』(教育資料出版会、1996)という本の中で統一教会の「青春を返せ裁判」に参加するようになった経緯などが書かれています。それによると、「ボクはネーミングが気に入ったので、『名前だけでよければ代理人になってもいいよ』と軽く返事をしました。弁護士業界の内輪話ですが、社会的に大々的に問題にしたい事件の場合、多数の弁護士が名前だけを連ねるということがときどきあるのです」とのこと。「噂の真相」誌と裁判沙汰でもめたり、弁護士会から業務停止4か月という懲戒処分を受けたりしているようですが、真相はどうなんでしょうか。最近では幼児虐待のカルト集団として紀藤正樹弁護士が刑事告発していた自己啓発団体「ホームオブハート」側の弁護をするなどして、かつての仲間からも批判を受けているようですが。
●大沼和子(東京弁護士会所属弁護士)
『離婚の上手なすすめ方』(日本実業出版社、1998)の著者で、統一教会信者の拉致事件でも登場する弁護士です。拉致監禁被害に遭った統一教会の鳥海豊氏の著書『監禁150日証言「脱会屋」の全て』の中では、この大沼弁護士との離婚問答のやり取りが書かれています。
●郷路征記(札幌弁護士会所属弁護士)HP
『統一協会マインド・コントロールのすべて』(教育資料出版会、1994年)の著者。統一教会の吉村正氏が拉致監禁された事件では被告側(監禁した側)の弁護をしました。ホームページも運営しています。
●田口民也(脱会説得活動家、統一教会元信者らしい)
『統一教会救出とリハビリテーション』(いのちのことば社、1992)の編著者。この本には統一教会の信者をいかにして逃がさないように拉致・監禁するかという監禁行為の手口が具体的に書かれていますので、非常に参考になります。ただ、あまりにも露骨に「本当のこと」を書いてしまったため、この本は出版直後にあわてて書店から回収処分にしたようです。その後、問題部分を除いた『統一協会からの救出』(いのちのことば社、1994)が出ました。2002年逝去。
●飯干晃一(作家)
「仁義なき闘い」シリーズ等の作品で有名な作家で女優・飯星景子の父親。娘が統一教会の講義を受講したということから統一教会に反対するようになり、『われら父親は闘う』(ネスコ、1993)という本を書きました。反統一教会の活動家の中ではめずらしく左翼思想の持ち主ではないので、その観点も共産主義ではありません。作家で元読売新聞・社会部記者であるだけに、ユニークな筆致の文章は他の反対派よりも面白く読めると思います。『イブは淫乱だったか?』(祥伝社、1995)は統一教会の教義を中心に批判したもので、統一教会の『原理講論』に対する理解はメチャクチャですが、「聖書」に対して深く勉強しようとする姿勢が感じられる点は、他の左翼的反対派などと比べて一定の評価はできると思います。1996年逝去。飯干氏の発言に対するTBSの謝罪訂正文も残っています。
●中村敦夫(元参議院議員、「みどりの会議」代表委員、俳優、作家、脚本家)HP
「アッシには関わりねえことでござんす」という「木枯し紋次郎」のクールなイメージで知られる俳優。宗教問題を扱った小説として『狙われた羊』(文藝春秋、1996)があり、この中で統一教会の活動内容や政治との癒着を批判している・・・のかな? 2004年の参議院選挙(比例区)では落選されました。
●スティーブン・ハッサン(自称・元統一教会信者)
『マインド・コントロールの恐怖』(恒友出版、浅見定雄訳、1993)の著者として知られています。ただ「アメリカ統一教会元副会長」と書いて経歴を偽っているため、米国のピーター・ロス弁護士からクレームがつきました。この著者は統一教会において幹部の位置どころかいかなる責任者の経験もありません。内容を読めば、あまり本格的に信仰をしていた人物でないことが分かりますが、ともかく「マインドコントロール」という流行語によって、かなり売れた話題の本だといえるでしょう。この程度の本に踊らされる日本の学者のレベルも知れたものですが。
●井出定治(単立キリスト教朝顔教会牧師、中央日本聖書学院講師)
『異端とは何か』(いのちのことば社、1975)で「異端」として統一教会、エホバの証人、モルモン教を批判しています。但し、批判内容としては著者自身の独自的なものがほとんど見当たらないため、読んでいて少し退屈な感じがするという印象を受けました。