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http://www.asahi.com/obituaries/update/1106/002.html
54年間にわたって衆院議員を務めた元衆院議長の原健三郎(はら・けんざぶろう)さんが6日午前1時52分、老衰のため、都内の病院で死去した。97歳だった。通夜は9日午後6時、葬儀は10日午後1時から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は妻万悧子(まりこ)さん。自宅は渋谷区広尾2の11の1。
46年、戦後初の総選挙で当選して以来、00年に引退するまで連続当選20回。96年に尾崎行雄氏、三木武夫元首相に続いて3人目の国会議員在職50年表彰を受けた。
68年と71年の2度、佐藤内閣で労相を務め、週休2日制の必要性を唱えた。80年、鈴木内閣で国土庁長官を務めた。
86年から衆院議長。87年、中曽根内閣が導入を強行しようとした売上税を議長調停で廃案とする役回りを演じた。消費税をめぐり混乱した89年、野党から議長不信任案を提出され、約1カ月拒否した末に辞任した。
自民党内で定年制導入の動きが出るたびに「死ぬまで議員はやめない」と語っていたが、00年5月、93歳で引退を表明した。
小林旭主演の日活アクション映画「渡り鳥シリーズ」の原作者としても知られた。 (11/06 18:19)