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来月17日から二日間、日本で開かれる予定の韓日首脳会談の場所をめぐる問題が、外交慣例上珍しく外交問題へと飛び火している。
韓日両国が首脳会談の場所を九州・鹿児島と共同発表したのは先月、ベトナムで開かれたアジア欧州会議(ASEM)でのことだった。ところが、後になって韓国政府が場所の変更を日本側に要請した。
鹿島は過去、1998年11月末に韓日閣僚懇談会が開催されたことがあるため、場所が問題になるとは殆どの人が予想しなかった。当時韓国側からは自由民主連合の金鍾泌(キム・ジョンピル)前総裁が出席しており、韓日外務長官会談も開かれている。
しかし、今度は大統領府と外交部から「鹿島が太平洋戦争当時、神風特攻隊の基地があった場所で、過去、征韓論(韓半島を征伐しなければならないという日本国内の主張)の主唱者である西郷隆盛の故郷だ」という問題が提起されたという。
このために政府は、1次的に大統領府の先発隊が現地を踏査し、2次的に外交部職員に現地を視察させた。政府がこのように場所に鋭敏な反応を見せているのは、盧大統領が去年、顯忠日に日本を訪問したことから、世論の厳しい叱責を受けた点も考慮されたと、某関係者は伝えた。
現地踏査チームの報告は、鹿島現地に神風慰霊塔があり、その内容は「二度と神風があってはならない」というのが骨子となっていると伝えられた。
また、征韓論主唱者である西郷隆盛は反軍を起こし失敗した後、自殺した点等も考慮すべきだという内容もあったという。しかし、潘基文(パン・ギムン)外交通商部長官は3日、「場所変更を検討する可能性がある」とし、公開的に場所問題を申し立てた。
日本側は納得できないという反応だ。5日夕、訪韓した町村信孝外相は、訪韓直前、東京で行った記者会見で「外交的に一度決めたことを特別に大きい変化もないのに変えることは常識的にありえない」と述べた。町村外相は6日、盧大統領を表敬訪問し、潘外交部長官との会談でこの問題を取り上げるものと見られる。
李河遠(イ・ハウォン)記者 may2@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/11/05/20041105000055.html