【蝦夷革命】『日本は単一民族』ではない！（反米嫌日戦線）セーラー服ときかんぼう

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【蝦夷革命】『日本は単一民族』ではない！（反米嫌日戦線）
http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/578.html
投稿者セーラー服ときかんぼう日時 2004 年 11 月 05 日 15:56:24:q5/COp9BAVzoM

http://ch.kitaguni.tv/u/5028/%a1%da%c8%bf%ba%b9%ca%cc%a1%db/%b2%dc%b0%d0%b3%d7%cc%bf/0000143643.html

残念ですね。この北国の住民に「日本は単一民族の国」と暴言を吐く輩がいるとは…。

北海道・東北・北方領土は、もともとアイヌ民族の土地であったなどという認識はあるのでしょうか？

『（前略）「日本」という国、「大和民族」について考えるいい契機だと思うんですが、こういう事を書くと「日本は単一民族じゃない」とか「もう民族とか国家なんて時代じゃない」とか混ぜっ返される（苦笑）。（後略）』

野良猫氏
http://ch.kitaguni.tv/u/6508/%c0%af%bc%a3/%b3%b0%b8%f2%cc%e4%c2%ea/0000141844.html
のコメントだ。

わざわざ書くが、この「北国tv」は北海道から発信しているブログだが、北海道にもともと住んでいたのは、日本人ではない。アイヌ民族だ。

アイヌ民族はもともと東北から北海道にかけて住んでいた民族。それを侵略したのがシサム（和人）である。征夷大将軍なんて役職つくって、アイヌ人を虐殺して成り立っているのが和人である。

ひらたく言えば、北海道の歴史は、アイヌ民族の虐殺の歴史である。

悲しいかな、アイヌには文字がない。よって、過去に書かれたアイヌ人による歴史書は無いのだ。よって、我々が読む物は、一方的に和人の立場で都合よく書かれた歴史書しかないのだ。

佐々木利和「ひとびとのあゆみ」（アイヌ民族博物館編『アイヌ文化の基礎知識』草風館，1993）によれば

『『古事記』の中巻には、ヤマトタケルの説話があって、それには、東の「まつろはぬひとども＜服従しない人々＞」を平らげたとみえます。また『日本書記』［神武王」のところをみますと「えみしをひたり　ももなひと　ひとはいへとも　たむかいもせす」という歌があります。歌の意味は、「えみし一人で百人に当たると人はいうけれども抵抗もしない」というのです』

とある。大和朝廷に服従しない人々、それが「えみし」であるということだ。日本史にも６～７世紀頃にすでにアイヌが登場しているのだ。

以降この本から、アイヌの歴史をざっと引用する。

江戸時代の北海道は蝦夷地と呼ばれ、そこに松前藩がおかれていた。当時の北海道は米がとれないので、松前藩はたとえば加賀百万石というように米の取れ高によって藩の大きさを表すことができない。松前藩が一万石格などとされるのはそのためなのだ。家臣の給料も米で支払うことはできないから、松前藩では、主だった家臣に蝦夷地をいくつかに分割してその一部を与え、そこでアイヌの人々と交易することを認めた。これを場所といい、場所を与えられた家臣を知行主という。交易で得られた収入がその家臣たちの知行（給料）になるのだ。

はじめは、知行主が直接場所へ出かけ交易にあたっていたが、後には商人が知行主に上納金（運上金＝うんじょうきん＝といいます）をおさめ、そこでの交易を請け負うようになる。これが場所請負制。17世紀後半以降、アイヌの人々は、場所請負制の枠の中にはめられていき、商人の横暴による苦しい生活を余儀なくされた。

その後、松前藩との闘いは数限り無く行なわれた。

アイヌの大闘争時代（松前藩の記録にあらわれたもの）

1456　蝦夷蜂起

1457　東部首長（コシャマイン）蜂起

1469　蝦夷蜂起

1473　蝦夷蜂起

1512　蝦夷蜂起

1513　蠣崎光広、大館を攻む

1515　東部首長（ショヤ、コウジ兄弟）の蜂起

1525　東西蝦夷の蜂起

1528　蝦夷の蜂起

1529　西部首長（タナサカシ）の蜂起、セタナ来寇

1531　蝦夷蜂起

1536　西部首長（タナサカシの女婿タリコナ）の蜂起　　　　＜以後東西地とも平安となる＞

1551　初めて東西の夷尹を定める。東地チコモタイヌ（知内）、西地ハシタイヌ（瀬田内）

1643　西部首長（セタナイのヘナウケ）の蜂起

1648　東部蝦夷間の抗争

1651　東部メナシクルとシコツクルとの抗争（1648と同事件か）

1653　東部メナシの蝦夷蜂起

1655　シャクシャインとオニビシの和解

1662　東部の蝦夷騒乱

1665　東部の蝦夷和解（下国安季のあっせん）

1669　シャクシャインらの蜂起　　　　10月23日、シャクシャイン謀殺

1670　西部与伊知（よいち）の蝦夷を征す

1671　東部之良遠伊（しらをい）の蝦夷を征す

1672　東部久武奴伊（くんぬい）の蝦夷を征す

1758　ノシャップの蝦夷とソウヤの蝦夷の抗争

1770　十勝の蝦夷と沙流の蝦夷の抗争

1789　クナシリ、メナシの蝦夷の蜂起（最後の対和人闘争）

場所請負制の弊害が目立ちはじめ（クナシリ、メナシのアイヌ蜂起など）、また、外国船が蝦夷地のかいわいに出没するようになると、江戸幕府は、蝦夷地をこのまま松前藩に任せておくことはできないと考えた。アイヌの人々が日本を離れ、外国と結ぶのではないかという懸念からだ。

　1799（寛政11）年、江戸幕府は東蝦夷地を松前藩から召し上げ、幕府の直轄地とし、ついで、1807（文化4）年には西蝦夷地（北海道の日本海・オホーツク海側）も直轄地として、松前奉行を置き蝦夷地の事にあたらせる。この時期、松前奉行は交易の不正を正そうとしたり、アイヌ風俗の日本化をすすめたりもしたが、1821（文政4）年に蝦夷地を松前氏に返したため、おもったような効果は上がらずじまいであった。

江戸幕府は1854（安政1）年に、蝦夷地を再び直轄地とし、アイヌ風俗の日本化をはじめ、日本語の習得を進めたり、困窮しているアイヌの人々に対する援助などの政策をとりますが、政策を徹底しないまま明治維新を迎え、現在にいたっている。

俺もまだまだ勉強が足りない。同じ「えみし」として、もっと認識を改めなければならない。

最後に、我が「北国tv」のすばらしい住民、 kamakazu さん
http://ch.kitaguni.tv/u/7801/
の素晴しい詩を紹介して終わりにする。

我、蝦夷の子

我は日本人であって日本人でない。

我、蝦夷の子

蝦夷は古くよりこの地に住んでいた。

我、蝦夷の子

日本は蝦夷の地を侵し、蝦夷を北へ北へと追いつめた

我、蝦夷の子

それでも蝦夷は日本を受け入れた。

我、蝦夷の子