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(回答先: ↑共同通信です。(本文なし) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 11 月 03 日 21:36:54)
イラク邦人殺害:
香田さんの遺体が福岡空港に到着
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20041104k0000m040082000c.html
イラクでイスラム過激派の人質となり殺害された香田証生(こうだしょうせい)さん(24)=福岡県直方市出身=の遺体が3日、日本に到着した。父真澄さん(54)、母節子さん(50)、兄真生さん(26)らが福岡空港で迎え、証生さんが旅に出た今年1月以来となる無言の対面をした。
遺体は同日夜、福岡県警直方署に運ばれた。実況見分の後、4日にも司法解剖される。通夜は4日午後7時、葬儀は5日正午、同市頓野の善光会館直方会場で行われる。
現地時間の2日午後(日本時間3日未明)に民間機でクウェートを出発した証生さんの遺体は、アラブ首長国連邦のドバイ、関西国際空港を経由し、午後8時28分、福岡空港に到着。遺族らとの対面後、9時半すぎに郷里に向かった。遺体に同行していた現地対策本部長の谷川秀善副外相や麻生渡福岡県知事、向野敏昭直方市長が空港内で家族と面会し、お悔やみを述べた。【清水健二】
◇香田証生さんが無言の帰国
「見聞を広めたい」と旅立った息子の無言の帰国。3日夜、福岡空港に到着した香田証生さんは、やっと両親のもとに戻った。だが「また日本に戻りたいです」という香田さんの望みは、生きてかなえられなかった。
「一人の若者のために国を挙げて努力していただき、ありがとうございます」。父真澄さんは、空港で面会した谷川副外相らに、こう言って頭を下げたという。
家族らは緊張した様子で、テーブルの飲み物にも手をつけない。谷川副外相は「残念なことになりましたが、やっと日本に連れて帰ることができました」と話し、アンマンのホテルにあった香田さんの遺品とみられる死海の石と紙ナプキンを手渡した。
約10分の面会を終え、濃い色のスーツの真澄さんと、黒いワンピースの母節子さんは、うつむき加減で固く手をつなぎ、息子のもとへ向かった。
証生さんの遺体は午後8時半、長さ約2.5メートルの銀色のコンテナに入ったまま機体から降ろされ、トレーラーで貨物エリアに運ばれた。遺族の意向で、ひつぎの霊きゅう車への移し替えは、シャッターが下ろされた格納庫内で行われ、9時半すぎ、カメラのフラッシュを浴びながら、遺族とともに空港を出発した。直方署に着いたのは午後10時43分。10カ月ぶりの“帰郷”だった。
真澄さんはこの日午後6時半、自宅前に姿を見せた。そのひじに、節子さんがつかまるように腕をかける。約100メートル離れたマイクロバスまで、ゆっくりとした足取りで進み、兄真生さん、叔母由美さん(40)らとともに乗り込んだ。
毎日新聞 2004年11月3日 21時05分