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(回答先: Re上記、天皇の真意ーー強制と見せない工夫で “日本中の学校に国旗・国歌を” 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 10 月 30 日 12:36:54)
長壁さん、今日は。レスが遅くなりました。
私は、あなたの「天皇の明確な戦争加担発言である」という投稿を読んで、不思議に思っておりました。
と言いますのも、天皇のあの発言は米長邦雄氏が天皇から同意のお墨付きを得ることを意図して「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と述べた事に対して、天皇が「強制になるということではないことが望ましい」と米長氏をたしなめたものです。ですから、この天皇発言を「明確な戦争加担発言」とどうして捉える事ができるのだろうか、と訝りました。
今回のあなたのレスを読みまして合点がいきました。米長氏の発言を天皇自身の発言と勘違いしておられたわけですね。しかし勘違いをお認めになったにも拘らず、「その態度・姿勢事体がすでに、戦争加担の視点ですから、たいした問題でもありません」と述べておられるのはどういうわけでしょうか。
私は、現天皇は態度・姿勢自体に「戦争加担の視点」を表明した事はないと考えております。また、「天皇は、国歌・国旗を広めてほしいと思っていることは事実です」(長壁さん)とも私は考えません。天皇はむしろ時の権力者の方向性に従うという態度を避けてきたと思います。この点について考察されたバルタン星人さん投稿「天皇制は世俗権力と癒合したり自らが政治的中心となることで、その存在の危機が露呈する」http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/440.htmlを大変重要なものと受け止めております。今回の園遊会での両者のやりとりは、米長氏の発言に対して天皇が明確に拒否の姿勢を示したものなのです。
私自身は天皇という存在はなくしていくべきものと考えております。しかし、国旗・国歌を強制する国造りを進めようとする動きを阻止するために、今回の天皇発言を最大限利用すべきだと考えております。天皇家が「千代に八千代に」永続する事を願う「君が代」を日本中の学校で斉唱させることが仕事だ、と言う人物に対して天皇自らが拒否を明言したことは、こうした政治勢力にとっては大変な打撃の筈です。共産党のように坦々と今回の出来事を報じているようではお話にならないと考えております。