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■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2004年10月27日号(平日毎日発行)
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世界一のハイテクと金持ちの先進工業国に住みながら直下型地震一発で
イラクやアフガン並みの難民生活を強いられるこの国の庶民
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何とかしてやれないのか――。テレビの映像を見ていて、そう思った人も多いはず
だ。新潟県中越大地震の発生から4日もたったというのに、被災者の生活はあまりに
も悲惨だ。
食糧や水も満足に配給されず、時雨まじりの雨の下、暖もとれずに震えている。不
安と恐怖で血走った目、放心状態でやつれた表情の老人、母親の背中におぶさり泣き
叫ぶ赤ん坊……。本当にやり切れない。
「新潟県全体で避難者は9万7800人にも上っています。インフラが完全にストッ
プし、約11万戸で断水、5万6000戸でガスが止まり、6万戸が停電したままで
す。頼りは政府や自治体からの配給だけ。ところが、物資が満足に届かない。とうと
う、避難所になった東小千谷中学校では、被災者がグラウンドに『SOSメシタノ
ム!!』と書いて救援を求める事態になっている。またトイレは不潔を極め、被災者
からは『何とかしてくれ』という悲鳴が上がっています」(現地マスコミ関係者)
食糧不足、水不足は深刻だ。小千谷市最大の避難所「総合体育館」では3日間連続、
食事はご飯と水のみ。十日町高校には、おにぎりが配給されたがほんのわずか。被災
者が「家族3人におにぎり1つではどうにもならない!」と声を荒らげた。
小千谷高校では、水が届かず「近くの神社からわき出る濁った水を沸かして飲んで
いる」(64歳女性)ありさまだ。「水だよ、水。透析患者の対応策を始めないと」
と長岡市の医師は叫び、生後2カ月の赤ちゃんを抱える31歳の女性は「水がなくて
ミルクが作れない」と途方に暮れている。
これでは、まるでイラクやアフガンの避難民かと錯覚してしまう。
◆ もうすぐ雪なのにテント生活強いられる被災者 ◆
中学校や体育館などの「避難所」に避難できた被災者は、まだ恵まれている。避難
所となるはずの学校が地震で損壊したため、テントやビニールシートで屋根を作り、
夜露をしのいでいる被災者もかなりいる。新潟はきのう(25日)午後から冷たい雨
が降り始め、けさの最低気温は5度を切った。
だが、ストーブさえロクにない。最近はほとんどが電気式のため、停電で用を足さ
ないのだ。もちろん、仮設住宅の建設開始なんて、いつになるか分からない。テント
生活では、この寒さは骨身にしみる。雨が続けば、地震で緩んだ地盤が崩れる恐れも
ある。被災者の心細さはどれほどか。
「被災地の中越地域は、全国屈指の豪雪地帯。例年11月初旬から雪が降り始め、1
メートル近い積雪が続く。雪が本格的に降り始める前に、インフラを復旧させないと、
手の施しようがなくなります。ところが、メドがまったく立っていない。山間地の住
民は、雪が溶ける春先まで避難生活が続く可能性が出ています」(防災関係者)
地震発生から4日たっても、依然600人近くが道路網が寸断された地域に取り残
されている。小千谷市では救援ヘリを待ち切れず、82歳と79歳の老人までが杖を
つきながら危険な道を歩いて脱出した。
これで日本は本当に世界一のカネ持ち先進国といえるのか。阪神大震災を体験した
西宮在住の作家・小田実氏がこう言う。
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■ “被災地訪問パフォーマンス”「何しに来たの?」の武部 あざとい真紀子
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▼ きょうの小泉首相の新潟入りも中止 ▼
政治家たちの被災地詣でのパフォーマンスは、勝ち組と負け組がクッキリとしてき
た。
勝ち組の代表は田中真紀子氏。地元の一大事に3日目の現地入りでは遅い気がする
が、実は抜群のタイミングとか。
「地震発生から1〜2日は現場が大混乱しています。政治家が行っても『何しに来た
んだ!』と邪魔者扱いされるのがオチ。かといって4日目、5日目となると『いまさ
ら何だ!』となる。野党とはいえ、岡田代表を従えていたのもポイントは高い。小千
谷小の体育館では数十人の年寄りに囲まれ、地元人気は相変わらず。被災者の赤ん坊
を抱いてあやしたり、さすがにパフォーマンス慣れしてましたよ」(現地事情通)
村田防災相と北側国交相は日曜日に現地入りした。避難所を訪れたり、新幹線の脱
線現場、国道の崩落現場をこまめに歩いたりしている。しかし「やって当然。“高得
点”にならない」(自民党関係者)という。
それでも負け組の代表・自民党の武部勤幹事長よりはマシか。
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