現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙6 > 392.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
池田大作は「米英のイラク攻撃にNO」といえないのか
http://furukawatoshiaki.at.infoseek.co.jp/article/2003/328.html
RC:池田大作の「“善”の沈黙は“悪”を助長」という文言は、「“善”がアメリカ、“悪”が大量破壊兵器を保持するイラク」ではないでしょうか。すると矢野絢也の記事を「破綻した池田大作のイラク戦争支持論理」と読んでも面白いです。
http://snsi-j.jp/boards/past.cgi?room=undefine&mode=find&word=%C3%D3%C5%C4%C2%E7%BA%EE+%BF%C6%CA%C6%C4%F3%B8%C0&cond=AND&view=5
「日刊ゲンダイ:矢野絢也の永田町一刀両断」から貼り付けます。
http://gendai.net/contents.asp?c=021&id=16399
(貼り付け開始)
【永田町一刀両断】 2004年10月19日 掲載
破綻した首相のイラク戦争支持論理
国会で論戦がはじまった。「大量破壊兵器は存在しなかった」という米調査団の結論を踏まえ、民主党の岡田代表は代表質問で、小泉首相が一方的にアメリカの先制攻撃を支持したのは「あまりにも軽率だった」と批判し、「(首相の支持は)重大な過ちだったことを認めるべきだ」とただした。
これに対し小泉首相は、「イラクへの武力行使は、国際社会が与えた平和的解決の機会を生かそうとしなかった、との認識に基づく」などと、イラクの査察拒否がイラク戦争の原因だ、と答弁した。
首相は開戦当時「大量破壊兵器は必ず存在する。今に見つかる。今、見つからないといって、無いと言えますか」などと言い張ってきたが、アメリカのパウエル国務長官までが「大量破壊兵器は存在せず」と認めるに至って、首相の論理は破綻した。
一般に司法の世界では黙秘権が認められている。また証拠が重視され、「疑わしきは罰せず」が人権尊重の立場から原則になっている。証拠もなく容疑者が黙秘しているのを「犯人だ」と決めつければ、間違いなく裁判では敗訴だ。まして後から、無罪の証拠が証明されれば、司法ファッショの批判も出る。
個人の人権と国家とは必ずしも同一に論じられないが、国家にとっても主権は大事だ。国家主権は、当然ながら国際協調も大事だが、国益が判断のベースになる。国益上から、曖昧にするケースもある。
たとえばイラクは長年イランと戦争をしてきた。イランを牽制するため、大量破壊兵器を保有しているかのごとき印象を与えるため、査察を拒否したのかもしれない。しかもイラクは大量破壊兵器を保有していないと言い続けてきた。それを無視して査察を受け入れなかったから、「保有している」と断定するのは行きすぎだ。
その幹部は「極端な仮定だが、もし日本は戦争を仕掛けた前歴があり、工業技術が進んでいるから核兵器保有の疑惑があると査察を要求されたら、首相はどうするのか? それを受け入れないという理由で先制攻撃を掛けられたら、首相の論理では、それも仕方がない、ということになりかねない」と言う。
まして「イラクが査察に応じなかったから先制攻撃は当然」という小泉首相の答弁は、国家主権を無視し、黙秘権をも否定する暴論だ。自民党の有力幹部は「大量破壊兵器保有を戦争支持の理由にするのは無理筋だ。首相も謝った方がいい」と言う。
イラク開戦を正当化したい首相の気持ちは分かるが、嘘の上塗りと危険な詭弁はやめた方がいい。
(貼り付け終了)