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(回答先: 小泉首相、映画祭で連絡受ける 作品鑑賞は中止(朝日新聞10/24 01:12)【なんだ、映画館にいたのか】 投稿者 南青山 日時 2004 年 10 月 24 日 07:11:56)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041024k0000m010085000c.html
新潟県を中心とする地震に首相官邸は発生直後の午後6時に対策室(室長・野田健内閣危機管理監)を置き、自衛隊、警察、消防など緊急体制をフル動員しての初動対応にあたった。一方、小泉純一郎首相は一連の地震が起きた当時は映画祭の開会式や、映画の舞台あいさつを聞くためホテルや映画館におり、退出したのは最初の地震が発生してから72分後の午後7時8分だった。
政府はマニュアルで「東京23区内で震度5強以上の地震が発生した場合。その他地域で震度6弱以上の地震が発生した場合」に官邸対策室を設置するよう定めている。野田危機管理監は6時10分ごろに官邸入りし、防災担当にあたる緊急参集チームを指揮した。
防衛庁は午後6時に災害対策室を置き陸自ヘリなど16機が出動。7時半には情報収集のため高田の陸自連隊を出た隊員23人が長岡市に到着。9時5分に新潟県知事が情報収集目的で災害派遣を要請した。警察、総務省消防庁も6時までに対策にあたる本部を設置した。
一方、最初の地震の発生時、首相は東京・六本木ヒルズのホテルにいた。発生から約3分後の午後5時59分、第17回東京国際映画祭開会式に出席。「首相になると『なぜ、この忙しい時に映画なんか見るのか』と批判され、行きにくくなった」とあいさつし、会場の笑いを誘った。
同6時6分、岡田秀一・首相秘書官からメモで新潟地震の第一報を受けた。岡田氏によると首相は最初の地震には気づかなかったようで、メモの一報に驚いた様子だった。15分ほど情報を収集したうえで映画「隠し剣 鬼の爪」の舞台あいさつを見るため同ヒルズの映画館に移動。控室で官邸からメモで連絡を受けた。3度目の地震と新幹線脱線の情報を受けた時点で首相は「公邸に戻ろう」と語ったという。
ただ、7時から山田洋次監督らの舞台あいさつがあったため、しばらく聞いて途中退席、品川の公邸に向かった。官邸では村田吉隆防災担当相が7時20分に緊急に記者会見したが「現時点で人的被害はわからない」と述べ、情報収集に追われる焦りがにじんだ。官邸での指揮は村田担当相があたり、首相は公邸で待機し電話で調整。細田博之官房長官と、3人の官房副長官も官邸には入らずに連絡を取り合った。
かつて阪神大震災で村山富市元首相が初動対応を厳しく批判された経緯もある。岡田氏は午後10時半に改めて首相のこの日の動きを記者団に説明、初動の評価に神経質な様子をうかがわせた。
毎日新聞 2004年10月23日 20時41分
★最初に首相動向を伝えたこの記事がいちばん詳しく紹介されている。どうやら、ぼんくら首相は映画祭の自分の出番に夢中で、東京でもかなり揺れた地震に気がつかなかったらしい。しかも、情報を収集した直後、映画「隠し剣 鬼の爪」の舞台あいさつを見るため同ヒルズの映画館に移動したという。ボケぶりは、ブッシュの比ではない。さらに、「首相になると『なぜ、この忙しい時に映画なんか見るのか』と批判され、行きにくくなった」とあいさつしたという。本来「首相という立場なので、こうした場にいても、国民のこと、経済のこと、世界情勢のことを気遣っている、今回は時間を割いて出席させていただいたが、もし何かあれば失礼だ即在に退席させていただく」と挨拶するのが、一国の首相というものだろう。新国劇十八番のひとつ、「男の花道」を思い出した。劇中の歌舞伎役者は、恩師の危急の知らせを見て公演中の舞台を中座する。小泉は、一報を聞いてから約1時間逡巡していた。それも、被災地、被災民のことを想ってではなく、翌日の新聞、TVで叩かれるのを恐れての行動だ。こうしたトンデモ首相のトンデモ行動、トンデモ発言は正しく検証されるのだろうか。「ゲンダイ」くらいしか期待できないか。