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★阿修羅♪
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http://ch.kitaguni.tv/u/2148/%c0%af%bc%a3/0000138296.html
たぶんこの人たちは無辜の人々が殺されても、
何の怒りも覚えない。
しかし過去に殺された人の「遺志」は自分の論陣に
都合のよいように解釈し、「無実の罪に
問われて、遺族や戦死した人がかわいそう」
といい人ぶってみせる。
それなのに、殺されたとされる側の遺族の証言は
「政治的に利用している」と切り捨て、相手の感情を
考えようともしない。
こういった人たちはみな一見穏やかに見えて嘲笑的。
人間的な感情や良心に訴えるところがないので、
本心では「誰が死のうが、自分たちの自尊心が満足
できていれば、自分の説教が愚衆にありがたがられるならどうでもいい」と思っているに違いない。
「サヨクは対案を出さない」と言うが、
対案を出せというなら、こちらも出してもらいたい。
一部の日本人が「南京大虐殺はなかった」とすることで
反日感情を煽ったうえの経済・国交における不利益を
どこであがなうというのだ？
あなたたちが「なかった」とすることで自己満足以上の利益はあるのか？
香港・フェニックステレビの「時事弁論会」で、
靖国神社で売られている資料本の中に
「南京虐殺はなかった」と書いてある、
対外的にそんな見解は示していないのに、
日本語で書かれたものでのみそういう主張をする、
そのことの矛盾点を「日本人の内輪だけで
解消してしまおうとする性質」にかけて説いていた。
また別の参加者は「ドイツが１０年も前に果たしている
ことを日本が出来ないのは、他のアジアの国に対して、
政府が歴史的見解への立場をはっきりしないから」と。
なんだかクライン孝子風の説教になりそうでいやだが、
もし南京大虐殺がなかったというなら、国内だけでなく
対外的にもその見解を示してみるといい。
その上で、相手国との間で証拠や証言も検討しよう。
それを何十年もやらないで、今さら国内だけで
「なかった」ことにするのはばかげている。
ましてや被害相手国の国民を「洗脳されている」
「プロパガンダ」と決め付けることで自論を押し通そうと
いうことは単なるすり替えにしか過ぎない。
声を上げ、相手を蔑む態度で
言い切り、見ているものに勝ちだと印象付けて
しまえばそれでいいかとでも思っているようだ。
まず相手の立場を自分の側から決めつけ、反論があれば
「あなたは●●じゃないですか」と封殺しようとする。
そして、自分たちの立場は正しいと誇ってみせる。
論点になっている問題から、
「中国のチベットの虐殺は・・・」「天安門は・・・」と
またすり替えるが、それは中国政府や中国国民が考えるべき
問題で、日本の問題ではないのだ。
「サヨクサヨク」と人を非難するわりに自国の問題を
自国民による見解で論ずることの出来ない情けなさ。
それが愛国心だろうか？
それが靖国に奉られている戦死者への思いだと
言うのか。
それこそ、自分たちの自尊心・自己満足のためだけに
利用しているのじゃないのか。
俺はたとえ靖国に奉られている大伯父たちが虐殺に
関わったとされても、それで彼らの人格が傷つけられる
とは思わない。
もしかして俺がその場にいたらやったかもしれないし、
（こんなこと小林よしのり氏が書いてたと思うが）
たとえ俺自身がやったことでも非道なことをしたという
過去は許されるものではない。
南京虐殺があったとかなかった以上に、
日本が侵略戦争を始め、それに敗戦したと言う過去は消せない。
自分たちの罪として認めなければ、先に進めないだろう。
「なかったなかった」と幼児退行して相手の
でっち上げだと言って済ませる立場の人たちはいい。
だが、そういう人たちは自分たちがやっていることが
「正しい・だから反感を買っても構わない」として、
それに対する案を出すことはこれからもないだろう。
その人たちにとっては中国や韓国は
蔑むべきもの・切り捨ててもいいもので、
対等に付き合うべきものだと思っていないだろうから。
しかし他の日本人はこれからも中国や他のアジアの
国と交流していかなければ仕事が成り立っていかないし、
もし欧米だけとの交流でやっていこうとしても、
必ず「自国の中だけでなかったことにした歴史」と
向き合わなければならないときがくる。
例えば前の大戦で戦争をしたアメリカの歴史、
その中で自国がどう扱われているか
「青少年の健全育成」のお題目の下で
何も知らされていない子供たちはかなりショックを受けるだろう。
（もし「広島・長崎への原爆投下は戦争を終わらせた」とするアメリカ側の歴史見解を受け入れるとしたら、それこそ自虐史観だ。）
是非、対外的に政府の歴史的見解を明らかにするよう、「南京虐殺はなかった」派の方たちは政府に働きかけていただきたい。
（アメリカ外交一筋の小泉君なら「なかったですから！」って言うかもね）
(予め言っておくが俺は「対外的にあったことにしておいたほうがいい、はっきりさせない派」ですから。）
追加：「あった派」の中からも「中国側から圧力をかけてもらっては」という意見も聞かれるが、俺はあまりいいことだと思っていない。＜闘うリベラルさん、ゴメンナサイ。
外圧で動く国ではイヤだからだ。
「日本人の美しさ」「謙虚さ」「煽動されたプライドに踊らされない自制心」「良心」を自分たちの力で取り戻せるような国になりたいと、俺は思っている。
（中国側を悪者にしてしまい、さらに関係が悪化すること、両方の右派の劣情を煽動することになる恐れも否めない。）
追加２：「国が燃える」のように日本人を美化して描いてある漫画を「南京虐殺」の表現問題で議員団体が連載中止に追い込んだ、なんて先にあげた「靖国資料本での南京虐殺」の扱いを言っていた評論家に聞かれたら、「それ見たことか！」って言われるだけで、敵に塩を送るようなもんだと思うけど、そこんとこどうよ？自称愛国者の正しい反中家のみなさん？
ＴＢ
http://ch.kitaguni.tv/u/1181/%b5%c4%cf%c0%a1%a6%a5%c7%a5%a3%a5%d9%a1%bc%a5%c8/0000138142.html
http://ch.kitaguni.tv/u/6508/%c0%af%bc%a3/%c0%ef%c1%e8%c0%d5%c7%a4/0000138151.html
投稿者：DoX at 18:09
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。