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(回答先: Re:一歩が100歩、1000歩になるように 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 10 月 13 日 08:56:25)
尾張マンさん、こんにちわ。
いつも、問題提起のある情報、感謝しています。
今、左翼的といわれる政党が、どんどん小さくなり、消滅寸前にあるように、共産・社民も、本気で現実問題にリンクしようとはしていません。例えば、戦争にしても、先に私は、「宮本岳志氏に参上を」と呼びかけました。ですが、近寄ってきません。
「憲法9条の会」にしてもそうです。しんぶん赤旗では連日、ドコそこの支部で地域で勉強会やら立ち上げが報告されていますが、それだけでは内輪のお勉強会です。
先日、地元での憲法集会も200人程度の集まり。渡辺治氏の講演は、それなりに今の戦争構造をリアルに提示して見せてくれましたが、この200人が、果たして、今後、ドコまで、実質的に、その影響を展開してくれるでしょうか。
共産も、社民も、一般民衆も、今の戦争構造に首までつかりながら、頭の隅っこで、なんとなく危機感を感じている程度です。で、みんなで、正当な方法で、「反対しましょう」「憲法をまもりましょう」と唱和することによって、慰撫しています。つまり、ゆで蛙のまま、かなり熱くなったお釜の中で、お釜から飛び出すほどの勇気もなく、現状追認しているのです。
全ては指示待ち、己の頭で物事を考え、前衛的に問題を処理していく能力はありません。友人の近藤さんが、毎日、3,4通の貴重な戦争闘争・資料をメールしてくれてますが、彼は、既成の政党どころか、巷の運動団体に関して、心底怒っています。
社民・共産離れがここまで進むのも、戦争政党がここまでのさばるのも、絶対多数のゆで蛙化現象のなせる業です。
最初から私はいってきましたが、憲法は憲法、戦争は戦争、武器輸出は武器輸出といった、パーツパーツでしか物事を視ないやり方で反戦が闘えるわけがありません。年金から福祉きりすてはすべて、戦争構造の中の一連の出来事です。
共産党が本気で、例えば、生活政党としても目覚めた運動をしていけば、必然的に戦争反対に結びつくわけですし、多くのゆで蛙を覚醒できるわけですし、それによって、草の根の民衆の支持は、ネズミ構方式で膨れ上がるはずです。
確信犯なのか、無自覚なのかは私には判断できませんが、両党とも、核のところで闘ってはいないということだけは分かります。今この時、小林多喜二的な人物が出てこないという現実が証明するように、彼を「今の時代に登場させる」という思考も無いのです。
私は、9条の会の先生方にも、共産党の操り人形に甘んじるのではなく、自らが強烈な個としてのメッセージを発して、共産党と喧々諤々の議論をしていただきたいと思います。かつて、べ平連を立ち上げた小田氏等、それなりの方々がただ、名前だけに甘んじていては情けないです。
共産党が、いつまでも、本気を出さないのならば、さっさと飛び出すくらいにして、自ら先導役を引き受けていただきたい。澤地氏もそうです。女性として戦争を考えてこられた経緯からして、なぜ、共産党の枠に絡めとられるのでしょうか。
ともかく戦況激しい今、この日本には、反戦平和政党の存在など、ありません。
さらに言うなら、宮本氏、集英社は、このことをきっかけに、本気で,憲法19,21条等を武器に、闘っていただきたいと思います。それこそが表現者としての闘争です。