現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙6 > 183.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
政府機関が昨年度、外郭団体などに委託して実施したアンケートや調査・研究結果約4200件のうち、4割以上が公表されていなかったことが会計検査院の調査で分かった。委託経費は総額約2400億円に上っており、検査院は「税金で行われた調査は政府機関だけでなく、国民全体でできるだけ活用できるのが望ましい」と注文をつけている。
検査院によると、03年度、全省庁が外郭団体や専門機関に委託した調査やアンケート類は約3400件あり、調査結果や報告書は4200件が作成された。安全保障に関係したり、個人情報を含むものもあるため、すべてが公表されるわけではない。だが、報告書が作成されるか、国会図書館へ納本されるなど、概要だけでも公表されたのは58%にとどまった。公表した分でもインターネットでアクセスできるのは16%だった。
また、複数省庁が土壌汚染など類似テーマを重複して外部委託したケースがあった。委託は95%超が随意契約だった。委託先は専門性を持った業者である必要があり、競争相手が少ないことなどが背景にあるが、競争原理が働いていない可能性がある。
検査院は「公表案件が予想以上に低く、他省庁が調査委託していることさえ知らずに別省庁が類似テーマで委託するのは、税金の使い方として問題がある」と指摘している。【神戸金史】
毎日新聞 2004年10月12日 15時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20041012k0000e010074000c.html