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or="#0000cc">田中康夫 窪塚は蘇ったけど、その一方で7月の終わりに中島らもが死んじゃったね。
浅田彰 酔っぱらって階段から落ち、頭を打って死んだ。残念ではあるけど、彼らしい死に方だったと言えるかもしれない。
田中康夫 しかも、ちゃんと死の3日前に最後の「DECO-CHIN」って短編を書き終えてたんでしょ。
浅田彰 なかなか過激な遺作ではあるんだけど、村上龍の「イビサ」なんかと比べると、かつての村上龍がいかにブリリアントだったか再認識させられるって感じは否めないな。
僕は「ニューアカ」ブームの頃に一度だけらもと対談したことがあってさ。らもの連れてた男が本当に精神科に出入りしてるようなやつだったんで、「スキゾ」とかいう話に興奮して叫びだして、僕が慌てて調子を合わせたってなことが、らものエッセイに書いてあるんだけど、僕は対談の中身もそういう事件も全然覚えてない。ただ、こっちはいつもどおり単身だったのに、らもは広告業界や演劇業界によくあるように仲間をぞろぞろ連れてきてた、それであんまり印象がよくなかった記憶はあるな。でも、それ以後、あいつの書くものは面白く読んでたし、関西ローカルであいつのろれつのまわらない語りが放送されたりするとつい引き込まれちゃうんだよね。あの語りをもう聞けないと思うと寂しいな。無頼派を演じながら実は真っ当なモラルを語るっていう芸風は、今度『介護入門』で芥川賞をとったモブ・ノリオなんかも引き継ごうとしてるみたいだけど、まだまだ修行が足らないのでは?
●磯崎新と語る
浅田彰 ところで、こないだは直島に安藤忠雄の建築を見に行ったから(http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200408/index.html)、こんどは対談後、軽井沢の磯崎新の別荘に行っていろいろ話したわけだ。あそこは広い斜面にいくつかの建物が散在しててなかなか面白い。
田中康夫 三笠の一廓にあって、趣がある。
浅田彰 それに、いちばん上のほうの土地を故・辻邦生に譲った、その代金を全部ワイ
http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200410/index.html