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「ニューズウイーク日本版10・13」P.11の「Periscope」の「This Week」より:
「ニューズウイーク日本版」の副編集長ジェームズ・ワグナー氏
タイトル:「拉致問題が世界に見捨てられる日」
内容:
「 今週、北朝鮮の金正日総書記はすこぶるご機嫌だろう。国際社会の注目を一身に浴びたいという願望が、アメリカ大統領選のおかげでかなえられたからだ。
9月30日に行われた1回目のテレビ討論会で、民主党のジョン・ケリー候補は、核拡散こそアメリカが直面する最大の脅威だと主張した。意外なことに、ブッシュ大統領もケリーに同意。ケリーは、北朝鮮の核兵器保有を容認したとして現政権を痛烈に批判した。
これで、北朝鮮問題は一気に大統領選の主要な争点に浮上した。北の核問題はブッシュの弱みであり、ケリーが核拡散の脅威をどれくらい本気で懸念しているかは疑問も残る。だが、11月にどちらが当選するせよ、次期大統領は北朝鮮の非核化をめざして本格的に外交努力をする以外になくなった。
ケリーは米朝の2国間協議を、ブッシュは従来の6ヶ国協議の継続をそれぞれ提唱している。話し合いの形式はともかく、北東アジアの核廃絶がわずかでも進展するなら、日本にとっては朗報だ。
とはいえ、気がかりなことが一つある。日本人には、そうした展開への心構えができているのか。一般の日本人にとって最も重要な問題は、北朝鮮が核兵器をもち、それをテロ組織に売却する危険性が存在することではない。拉致被害者の運命だ。背景には、政治家のパフォーマンスやメディアの過熱報道があることも否めない。
米政権はこれまで、拉致問題を北朝鮮に圧力をかける材料として利用してきた。だが、可能性は低くても、北朝鮮との間で今後なんらかの条件交渉が成立すれば、アメリカや中国、ロシア、韓国は一瞬もためらわずに日本の拉致被害者を見捨てるだろう。
日本政府は、それに対する心構えができているにちがいない。だが、国民はどうだろうか。」
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★ 参照投稿
「これまで拉致問題に関わってきた斎木氏や中山さんを対北朝鮮交渉から外す段階になったということでしょう。」
http://www.asyura2.com/0406/senkyo5/msg/941.html
「小泉総理「中山参与はもういらない」と切り捨てた不純な動機:斎木審議官の米国公使転出は内定 [週刊文春10・14]」
http://www.asyura2.com/0406/senkyo5/msg/993.html