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まだ全部検索したわけではありませんが、おおかたのブログは警察の捜査・逮捕、垂れ流し報道を当然のものとして受け入れ、お決まりの「犯人」小林薫への憤りがの表明のオンパレードです。
にもかかわらずひとつ興味深いブログがあったので引用しておきます。
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2005年01月03日
思いこみによる弊害
大阪日刊スポーツの記事より。
http://ryoukana.seesaa.net/article/1469116.html
奈良市の小1女児誘拐殺害事件で、誘拐容疑で逮捕された元毎日新聞販売店員の小林薫容疑者(36)が逮捕2日前の12月28日になじみの飲食店で「おまえが犯人やろ」と指摘され、反論せず退散していたことが2日、分かった。
販売店近くの飲食店の男性経営者によると、小林容疑者は28日午前3時ごろ、朝刊を配達。当時店は営業中で、ドアを開け、カウンターに朝刊を置こうとした小林容疑者に、常連客の1人が「おまえが犯人やろ」と怒鳴った。小林容疑者は配達の際、世間話などをしていたというが、この時は反論もせず、慌てるように去ったという。小林容疑者は別のなじみの飲食店では「別れたヨメとの間に女児と同じぐらいの娘がいる」として、犯人と疑われることに激しく反論していた。
販売店周辺では12月20日ごろから警察車両が目撃されるなど緊迫。不安に思った地域住民の1人が奈良市内の霊媒師に犯人像を占ってもらったところ「黒ぶちメガネ、36歳ぐらいの男」との話が販売店周辺で広がっていた。常連客はその“犯人像”を聞き、小林容疑者を「犯人」と指摘したという。小林容疑者は黒ぶちのメガネをかけていたこともあった。
28日の段階では、小林薫はまだ容疑者ではない。それにも関わらず、常連客の一人は、占いという非科学的な犯人像の確定作業、しかも口コミという不確かな情報伝達経路により小林薫を勝手に犯人と決めつけた。
道徳的に考えても、法律的に考えても、この常連客の行動は明らかな人権侵害ではないのか?結果として小林薫が容疑者であったことは事実かもしれないが、冗談ならいざ知らず、恫喝までしている。これだと、周囲の環境が劣悪だから、犯行に及んでしまったのではないかと勘ぐってみたくもなる。
加害者の人権を全面的に認めろと言っているわけではない。小林容疑者が捕まるまでの地域住民の不安は相当なものだっただろう。ただ、物事には限度というものがあり、その限度を超える行為に関しては厳しい目を向けないと、取り返しのつかないことになってしまう。加害者だから絶対悪、被害者だから絶対善という考え方はあまりに危険だ。
本家はこちら→『GOLDEN SHINE』
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何かの力が働いてるようだ。
近所で風采のあがらぬ胡散臭い男がいる、性倒錯の犯罪歴がある、都合がよい、こいつを犯人にしちまえ、まず小林薫の近辺を警察にうろつかせる、そこで極めつけはいかがわしい霊媒師の登場。小林が逃げる、周囲は小林を疑る、追っかける、騒々しい、そこで鮮やかな事情聴取と逮捕、お決まりの「証拠品」と「自供」。
こんな事実があったとしたらしかもたとえ警察が真犯人を突き止められなくても、小林容疑者をめぐる騒動があれば、渡りに船だわさ。この噂をもとに逮捕したとしたらスケープゴートでしかなかろう。
検索の途中ですのでとりあえず一件ご紹介でした。