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無罪男性が違法捜査と提訴 大阪府に1100万円請求 (共同通信)
大阪府高石市で傷害事件を起こしたとして逮捕され、大阪家裁堺支部で刑事裁判の無罪に当たる不処分の決定を受けた事件当時19歳の男性整備工(20)と両親が27日、大阪府警の違法捜査で精神的苦痛を被ったとして、府に計約1100万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状などによると、男性は今年4月、高石市のゲームセンターで少年2人を殴り、あごの骨を折るなどのけがをさせたとして府警高石署に逮捕、家裁送致された。
しかし、大阪家裁堺支部の少年審判で、男性が事件発生時に友人らと携帯電話で話をしていたことが通話記録から判明。家裁は6月、非行事実なしと判断し男性を不処分とした。
男性側は「逮捕状を請求する際、警察は請求書に男性の自白調書があるとの虚偽の記載をした」と主張。「取り調べで男性の首に縄をかけたり、『死ねや』と暴言をはいたりするなど違法捜査があった」と訴えている。
[ 2004年12月27日11時52分 ]