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神戸市須磨区で97年に起きた小学生連続殺傷事件で、関東医療少年院(東京都)に収容され仮退院中の男性(事件当時14歳、現在22歳)が来年1月1日付で正式退院する見通しとなったことを受け、両親の代理人弁護士が21日、神戸市内で会見。男性が「償いを一生していきたい。だが、それで許されるものではない」「許されるなら、遺族や(負傷した)被害者に直接謝罪したい」と語っていることを明らかにした。
代理人弁護士によると、今年3月の仮退院後、父親は男性と2回面会し、母親も手紙などで連絡をとっている。両親は男性について「相当しっかりしてきて、厳しいけれど社会の中で生活していく基礎はできたと思う」と話しているという。また、今年7月からは男性が働いて得た収入が遺族や被害者への賠償金の一部に充てられているという。
両親はこれまでに、一部の遺族や被害者と面会し、謝罪の意思や男性の生活状況を伝えているが、これまでに会えていない遺族への謝罪を希望。本退院を前に謝罪の手紙を弁護士を通じて遺族に託したという。また、「謝罪と息子の状況説明は一生続けていきたい」と話しており、男性も同じ考えという。弁護士は「今後の情報公開は両親を通じてでしかできないが、ずっと続けていきたい」とも話した。
男性は本退院後も現在と同様、身元引受人と同居する見通しだが、男性だけの収入で自立して生活していくのは困難で、具体的な計画は未定という。
また、両親は同居を希望しているが、男性が「迷惑がかかる」と考えており、当分は同居しない。男性には付添人らから成るサポートチームが支援しており、今後はチームと相談しながら決めることになるという。【隅俊之、藤田剛】
毎日新聞 2004年12月21日 21時37分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041222k0000m040109000c.html