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男性の更生状況を公表へ 神戸児童殺傷で法務省 (共同通信)
神戸市の連続児童殺傷事件で、関東医療少年院を既に仮退院し、今月末に保護観察期間が満了して本退院となる加害男性(22)について、法務省は17日、観察期間満了の節目で男性の現在の生活や更生状況を、一定の範囲で公表する方針を固めた。
南野知恵子法相は、この日の閣議後の記者会見で「どういう項目について公表できるか検討したい」と述べ、公表の範囲を慎重に検討する方針を示した。
男性は関東地方更生保護委員会の決定を受け、今年3月に仮退院、近畿地方以外で居住している。法務省は仮退院時にも矯正教育の状況などについて公表したが、今回は男性がすでに実社会で生活していることにも配慮し、限定的な内容にとどまる見通しだ。
法務省は13、14両日、殺害された土師淳君=当時(11)=と山下彩花ちゃん=同(10)=の両親らに、男性が本退院となる見通しを伝えている。
[ 2004年12月17日12時31分 ]