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韓国・ソウル市内で殺人事件を起こした後、日本に密入国した中国人の男について、東京高検が、日韓犯罪人引き渡し条約に基づいて身柄を拘束し、引き渡しに関する審査を東京高裁に請求したことが10日、分かった。
高裁の許可決定が出れば、男は韓国に移送され、現地の捜査当局に逮捕される見通し。2002年4月に締結された同条約の適用により、日本から韓国に犯罪人の身柄が引き渡される初のケースになる。
この男は、韓国の捜査当局から殺人容疑で指名手配されている中国籍の崔学哲(チェ・ハクチョル)容疑者(27)で、2002年2月3日夜、ソウル市内のカラオケ店で口論になった男性(28)を、店の前の路上で包丁で刺し殺した疑いが持たれている。
現場から逃走した崔容疑者は同年3月、船で日本に密航。東京都新宿区内のアパートなどを転々とした後、今年8月、入管難民法違反(不法入国など)の容疑で警視庁に逮捕された。取り調べの過程で殺人事件への関与をほのめかす供述をしたため、韓国側に問い合わせたところ、指名手配中であることが判明した。
入管難民法違反については今年10月、東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の判決が言い渡されたが、東京高検はその後も崔容疑者を東京拘置所に仮拘禁。韓国側から正式に引き渡しを求められ、法相の命令で東京高裁に審査請求した。
同条約の引き渡し対象は、法定刑が死刑、無期懲役、1年以上の懲役または禁固にあたる犯罪の容疑者。これまで韓国人容疑者が日本に引き渡されたケースは2件あるが、逆のケースはなかった。日本は同種の条約を韓国のほか米国と結んでいる。
12月10日14時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041210-00000007-yom-soci