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http://www.asahi.com/national/update/1204/010.html
千円札(旧紙幣)を偽造したとして東京都世田谷区の区立中学2年の少年(14)が逮捕された事件で、にせ札は、ほとんどの自動販売機で使えるなど極めて精巧なものだったことが、警視庁の調べでわかった。偽造方法を紹介した雑誌などをインターネットで入手し、試作を繰り返していた。
少年事件課の調べでは、少年は10月中旬、ネットオークションで、紙幣の偽造に関する特集記事が載った月刊誌の01年9月号(在庫切れ)を、定価の約6倍の3000円で購入した。パソコンで紙幣の画像を処理し、白黒コピーとカラー印刷を組み合わせることで、自動販売機で使えるにせ札を作る方法が具体的に紹介されている。
少年はこの記事に加えて、紙幣などの違法コピーについて書かれた複数のサイト情報を収集。画像処理に使うソフトや白黒印刷用のプリンターを新たに購入し、にせ札の試作を繰り返していた。
試作のたびに同級生と近所の自販機で使えるかどうか試し、11月初旬に初めて成功した。その後も紙質や色調などを変えるなど試行錯誤を重ね、同月中旬にはほとんどの自販機で使える「精巧品」を約100枚つくり、同級生に配ったり、自分で使ったりしたという。
少年は調べに「お金がほしかった。技術を示すことで、友だちに認めてもらいたかった」と話しているという。
この月刊誌の編集長は「記事は(紙幣の識別の)技術的な検証が目的で、犯罪を誘引する意図はなかった。『にせ札製造は重大犯罪なので、まねしないように』とも書いてある」と説明した。
大手自動販売機メーカーは「にせ札を見分けるポイントは企業秘密のはずが、ネット上などで情報が相当漏れているのが実情。にせ札の識別ソフトの改良に取り組んでいるが、いたちごっこだ」と話している。 (12/04 15:14)