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福岡一家殺害:中国側の供述調書を証拠採用 地裁決定[毎日新聞]
福岡市の一家4人殺害事件で、強盗殺人罪などに問われた中国人元専門学校生、魏巍被告(25)の公判で、福岡地裁の川口宰護裁判長は30日、中国公安当局が作成した元私立大留学生、楊寧(24)と元日本語学校生、王亮(22)両被告の供述調書について、証拠採用を決定した。
採用されたのは、王被告の供述調書4通と死体遺棄現場の図面1枚、楊被告の供述調書3通。
川口裁判長は、採用した理由として(1)中国は真実供述義務を課しているが、両被告には黙秘権を告げた(2)日本の捜査官が取り調べに立ち会った(3)両被告に肉体的、精神的強制が加えられた形跡は一切ない(4)一問一答形式で両被告の言い分がそのまま記載されている−−などの点を挙げ「取り調べが日本の刑事訴訟法の基本理念に、実質的に反していたとはいえない」と認定した。
さらに、採用された調書には、魏被告がかかわっていない状況が記されていることから「両被告を日本に呼ぶことは事実上不可能なうえ、魏被告の供述だけでは事実認定が困難」と、両被告の調書が不可欠と認めた。
他方、両被告の生活状況や、魏被告とは無関係の窃盗事件について述べた調書計2通は「一家殺害事件の立証に不可欠とはいえない」として、検察側の取り調べ請求を却下した。
この日の弁護側による被告人質問で、魏被告は「当初の計画と違い、被害者宅には金がなく、王被告だけでなく楊被告まで帰国した。自分に内証で、誰かに頼まれて殺害を計画したと考えたことがある」と証言した。【吉富裕倫】
毎日新聞 2004年11月30日 22時47分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20041201k0000m040138000c.html