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今週の主張・2004年11月22日
愛と謀略の田代まさし公判
(1)せっかく並んだのに。傍聴できなかったよ
田代まさしさんの第1回公判が、11月12日(金)、東京地裁で開かれた。マスコミも殺到。さらに、傍聴マニアも殺到。30枚の傍聴券を求めて278人が並ぶ。「10倍」の難関だ。1時半開廷だが、9時頃から傍聴券を求める人が並ぶ。12時50分に、抽選。私も並んでましたが外れた。高須基仁や、そのまんま東も外れて、すごすごと帰っていった。
裁判は1時半から1時間ほどで終ったようだ。この日は、「求刑まで行くんじゃないか」と書いてた新聞もあったが、それはなかった。次の公判は12月17日だ。この日のテレビでは、どこも大きく報道していた。
しかし、それにも増して、次の日のスポーツ紙は凄かったね。「田代バッシング」の嵐だ。見出しを見ただけでも、オドロオドロしい。
「田代まさし、覚せい剤取締法違反で初公判。快楽求め転落。外国人密売人から購入…ホテトル嬢と共に逮捕。自ら女に注射」(サンケイスポーツ)
「性的快感のため覚せい剤。恋人のホテトル嬢に勧め注射」(日刊スポーツ)
「髪薄く、げっそり…田代まさし被告“別人”」(スポニチ)
そして圧巻は「東スポ」だ。
「田代まさし、ヤク中SEX狂い。2週間ラブホにこもってクスリ打ち続け…。藤原紀香似の愛人ホテトル嬢と。第1回公判。傍聴者思わずア然」
この「藤原紀香似の愛人」も見てみたかった。最初は「客」である田代さんに呼ばれたが、すぐに愛人関係になったという。「福井節子被告(38才)」と、名前・年齢も出ている。しかし、「藤原紀香似で、20代半ばに見える福井被告に田代はゾッコンだったという」。じゃ、20代半ばに見える本物の藤原紀香も実際は38才位なんだろうか。違うか。
それにしても、クスリをやめるのは、そんなに難しいのか。田代さんは2年前(平成14年)に、覚せい剤で逮捕され、執行猶予中(3年)だった。それで懲りて、もうクスリはこりごりと思った。はずだったのに。今年3月ごろには再びクスリに手を染める。意志が弱いのか。「創」の手記によると、芸能界復帰が絶望的になり、落ち込んでいた。さらに、奥さんや子供たちからも見捨てられ、ショックだったようだ。そんな中で、再び、クスリに手を出す。
僕がロフトで会ったのは今年の7月13日だ。金嬉老事件の話や、三島、野村さんの話をした。10月には2人でロフトでトークをやることも決まっていた。でも、この時は既にクスリをやっていたのか。そんな素振りは全く見えなかったけど。
「今年6月、ホテトル嬢としてやってきた福井被告と付き合うようになった」(東スポ。以下同じ)という。じゃ、ロフトで会った時は、「ヤクと女」にはまっていた頃なのか。でも、金嬉老のビデオを上映し、民族差別撤廃を訴える「金嬉老の闘い」について熱く語っていた。僕も金嬉老に会ってみたい、と思った。田代さんと一緒に韓国に行って取材したいと思った。
さて、六月にホテトル嬢と会った田代さんだが…。
〈最初は週1回エッチをする仲だったが、8月10日ころに田代被告が「セックスが気持ちよくなるから」と福井被告に覚せい剤の使用を持ちかけた。その後数十回にわたり、セックス前に覚せい剤やMDMAを使用したという〉
MDMAというのはDVDではない。大麻系のクスリらしい。しかし、どう気持ちがよくなるのだろうか。出てきたら、本人に聞いてみよう。それから2人はヤク友達のセックスフレンドになり、会う回数が増える。週1だったのが、週3回になる。そして、9月20日に逮捕される直前には中野区のラブホテルにこもりっきりになり、クスリを使ってのセックスを繰り返していたという。
〈ここで驚かされるのが、田代被告のあきれた“セックス狂い”ぶり。クスリの力があったとはいえ、48歳という身で2週間ぶっ続けでやりまくっていた事実に、傍聴に詰め掛けていた人たちから驚きとため息が上がった〉
「ため息」って何だろう。「オレはもうダメなのに48才で、ここまでやるのか。偉い!」というため息か。確かに、クスリさえなければ、全く非難されない。「男のかがみだ!」と称賛されただろう。しかし、ラブホテルって、2週間も居続けられるのか。掃除のオバさんも入れず、食事をとって、立てこもったのか。いや、それも「引きこもり」なのか。「武装勃起だから、立てこもりじゃないの」と言う人もいたが、私はそんな下品なダジャレは言わない。
それにしても、2週間もやり続けるなんて、出来るものなのか。不思議だ。と言っても試してみる気はないが。
「紀香似」の愛人は、この日に証言している。
〈この日は福井被告の公判も同時に開かれた。証言によると、8月10日に田代被告に「覚せい剤持ってきたけど、使ってみる?」と初めて勧められた。以後、田代被告に勧められるまま十数回使用したという。福井被告は「もう薬物使用はやめてと数回話したが、嫌われることが怖くて強く言えなかった」と涙を流して証言した。同被告は懲役2年を求刑された。〉
そして、11月19日に判決公判だという。第1回で求刑。1週間後にはもう判決だ。執行猶予で、即日、釈放だろう。9月20日に逮捕されたから、勾留生活2ヶ月だ。「田代に無理に注射を打たれたんだから、むしろ被害者だ」という気持ちが検事や裁判官にもあるのだろう。「女にクスリを打って、やった」ということでその分、田代さんの罪は重くなる。「家族に捨てられて淋しかったから、自分一人でクスリをやってればいいんだ。シロウトの女性に無理矢理クスリを打つなんて許せない」とテレビで言ってた人もいた。でも、シロウト女ではない。立派なホテトル嬢だ。それに密室の中のことだ。彼女の言い分が100%正しいとは言えない。
でも、田代さんは「全ては自分の責任だ」と認めた。何とか、立ち直ってほしい。そうだ。思い出した。田代さんが捕まった時、これは「囮捜査」で捕まったんだ、という噂が流れた。何人かの新聞記者から聞いた。だって、あまりにタイミングがよすぎる。9月20日、中野区の路上にとまっていた車に警察官が職務質問をした。田代さんと愛人が乗っていた。免許証を見せれば、それですむ。ところが、「カバンを見せろ」と言った。見せたら中にナイフがあった。さらに、女のバックを探したら、覚せい剤があり、逮捕した、という。
交通検問で、そこまでするのか、と思う。前々から尾行、張り込みをしていて、それで捕まえたのではないか。ある記者は、「同乗していた女がヤクの売人です」という。ある記者は、「いや、この女がマトリ(麻薬捜査官)で、囮捜査だったんです」と言う。
田代さんは、ヤクをやめて、更生していた。月刊「創」には「日々是精進」と書いてたし、反省の日々だった。ところが、ある日、女が近づいてきた。交わってみると気持ちがいい。「ねえ、もっと気持ちがよくなるクスリがあるのよ」と、言葉巧みに誘って、覚せい剤を打たせた。つまり、この女性は囮捜査官だった。つかこうへいの小説に『売春捜査官』という小説があるが、まさにこれだ。「ホテトル捜査官」だ。
「いや、そこまではいかないが、ヤクの売人を装って近づいたのは間違いありません。それに、逮捕の瞬間も、あまりにタイミングがいいし、鮮やかです」という記者もいた。
僕も初めは、この「謀略説」を信じた。公安の手口ならぬ、驚きの「マトリの手口」だ。マトリックスだ。
でも、この女は一緒に起訴されちゃったよ。「しかし、執行猶予で釈放です。勾留されてたのは2ヶ月です。マトリの捜査官として、2ヶ月位どうってことないですよ」と、その記者は言う。ゲッ?そこまでやるかなー。それに、「20代半ば」と言って「商売」してたのに、この逮捕で38才だとバレてしまった。そこまでして、マトリの仕事をしてるんだろうか。この女性の「その後」については「創」でやってほしいね。僕は秘密捜査官だったとは、思わないが。でも謎だ。不思議だ。世の中は謎で満ちている。
(以下略)
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2004/shuchou1122.html