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(回答先: 土壌汚染隠ぺいのOAPで漏水、基準超す重金属検出 [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 30 日 19:01:27)
本誌2003年12月19日・1月2日合併号で報道した、大阪市北区天満橋の超高層マンション大阪アメニティーパーク=OAPが、環境基準の数千倍のセレン・ヒ素などの毒物隠しを15年間にわたって行なってきた事件で、OAP計画を立案建設した三菱マテリアルなどが10月28日、大阪府警の強制捜査を受けた。
容疑は「宅建業法違反」。同法47条では「売主は土壌や地下水汚染の情況が買い主の購入動機に大きな影響を与えるにもかかわらず汚染に関わる事項を説明しなかった場合には、宅建業法違反を問うことができる」とされている。
OAP(39階建て、30階マンション棟東西2棟518戸などの複合施設)は旧三菱金属鉱業大阪精錬所の跡地。セレンは半導体ダイオードやファクスの光センサーなどに用いられ、失明、重篤な皮膚・呼吸器・胃腸障害を引き起こす。ヒ素は森永ヒ素ミルク中毒事件で乳幼児133人を死亡させたことで知られる劇毒物である。
三菱マテリアルが1989年、OAP跡地利用計画を立てた際の調査で、環境基準の9000倍以上のセレンやヒ素など792件の環境基準を超える汚染物質の存在が判明していた。しかし、89年以来15年にわたって三菱マテリアルは、大阪市とともにこの計画書の内容を秘匿し、購入者に一切土壌汚染の実態を隠したまま販売してきた。「大阪市も加わった共謀だ」という見方が拡がっている。
(ノンフィクション作家 高杉晋吾)
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/antena_pt?v=vol533