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新手デリヘル詐欺、探偵名乗り示談金要求
派遣型風俗店「デリバリーヘルス」の利用客を狙った、新たな“恐喝詐欺”が急増していることが16日、分かった。探偵を名乗る男が、かつての利用客に電話し「女性が17歳だった」などとして刑事事件にすることをにおわせつつ、多額の示談金を要求する手口が多い。利用者名簿流出が原因とみられ、当初は札幌の店名を出すパターンが目立ったが、最近は都内にも“上陸”。周囲に相談しにくいため、水面下での被害者は多いとみられる。
埼玉県に住む40代の会社員に今夏、「大阪の探偵社」を名乗る男から突然「昨年の○月○日、札幌市のホテル○○の○号室でデリヘルを利用しましたね?」という電話がかかってきた。手帳を見るとホテル名や部屋番号、宿泊日などが完全一致。デリヘルを利用したことも当たっていた。この男はさらに「その時の女性は実は17歳だった。デリヘル勤務に気付いた父親が激怒して、客全員を淫行(いんこう)で訴えると言っている。ただし、50万円や30万円などで示談に応じる用意はある。私は代理人だ。応じないなら警察ざたになる。どうするか今日中に決めてくれ」と迫ってきたという。
この種の「デリヘル詐欺」とみられる恐喝被害は今年春ごろから急増している。札幌のデリヘル店を過去利用した客が狙われるケースが多く、自称探偵が客に電話し、未成年女子との淫行をちらつかせ、刑事事件化しないための、親側への示談金を持ちかけるパターンが目立つ。
自宅やホテルに女性を呼ぶデリヘルは利用時、店側に名字と電話番号を教えることが多く、それらデータが記された札幌の一部デリヘル店の利用者名簿が、流出したとみられる。すでに「デリヘル詐欺」情報を交換するサイトも誕生。同サイト関係者によると「今年6月からこれまで、100件以上の相談が寄せられた。ほとんど同じパターンの被害。ホテルの部屋番号まで当たっていることから、名簿が流出した可能性が考えられる。金を払った人も複数いるようだ」という。
最近では都内のデリヘル店の名をかたる詐欺電話も出現するなど「後ろめたさ」につけ込んだ被害は拡大している。ある都内のデリヘル店では今月に入ってホームページ上で、利用客に注意を呼びかけ始めた。
これらの電話に過去使われた複数の携帯番号に16日電話してみたが、いずれもすでに番号が使われておらず、自称探偵側の正体ははっきりしない。国民生活センターでも「8月ごろから、知らない男から金銭を要求されたデリヘル利用客の相談は複数確認されている」としている。
[2004/11/17/07:22 紙面から]
http://www.nikkansports.com/ns/general/p-so-tp0-041117-0002.html