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ネットで会員を募っていたJWAVE。一時期までは“夢の衛星放送”だった?!
無修正AVが24時間見放題という台湾発日本向け衛星放送が摘発された。月額視聴料6000円を払えば、垂涎(すいぜん)の画像がお茶の間にドーン!! という“究極”の放送。タテマエが「米国グアム向け」ゆえ「合法的」とうたっていたが、警察当局による摘発で組織は一網打尽。もちろん電波もストップし、10万円以上をはたいた約2000人の愛好家たちが「どうしてくれる!!」と声なき声をあげている。
問題の会社は在京FM局と同名だが、まったく別の衛星放送「JWAVE」(本社・台北市)。
「経営者は在日の台湾人で、スタッフは日本人が中心」(関係者)という同社は、昨年初めにフィリピンの配信設備からインドネシアの通信衛星を通じて、日本、中国、台湾などに向け裏ビデオを放送。ホームページも立ち上げて「グアム向け」「違法性も全くなく安心して受信できます」と宣伝していた。
「そりゃあ、もう感動しましたよ」と振り返るのはフリージャーナリストの西島ゆうじ氏。西島氏は昨年9月、知人の紹介で加入を申し込んだという。
同放送はチューナーとアンテナの受信セットは約3万−5万8000円で直販。このほか月々6000円の視聴料が必要で、付属のICカードで顧客管理を行った。
値段以上に受信には高いハードルが存在。電波の指向性が強く、西島氏は「とても素人が設定できるようなものではなく、技術者を呼んで調整してもらった」。
ただ、それさえ越えてしまえばあとはパラダイス。洋モノ、日本人旧作、新作の3チャンネルで無修正AVが24時間視聴可能で、録画も自由。西島氏は「ネットだと、ダウンロードしたり、DVDに焼いたりと面倒くさく、画質も悪い。『JWAVE』は鮮明な画像がいきなりテレビに映る。内容も1日1本は新しいものになっていた」と証言する。
そんなスゴい放送に転機が訪れたのは今年4月。「視聴料の入金先が日本の銀行口座になっていたが、名義貸しの疑いが強まり、銀行側に凍結されてしまった」(西島氏)というのだ。それでも放送は続き「結果的に2、3カ月はタダ見ができた」(同)。
また、中国を中心に偽造ICカードが出回り、対策のため視聴者にカード更新の送金を要求。「金を払ったのにカードが送られてこない」など苦情がネット上の掲示板に多数、書き込まれた。
「受信セットを注文しようとしても、連絡すらよこさない。いい加減な会社」(代理店関係者)といい、「セットが届くのに半年待ちの人もいた。お粗末なことばかりで、商売に関して素人だった」(西島氏)。
そして、日本の代理店関係者4人が今秋、「経済産業省が定める表示のない外国製衛星放送受信機とパラボラアンテナを販売した」(捜査関係者)という電気用品安全法違反容疑などで警視庁と愛知県警に逮捕される。台湾でもスタッフ2人が逮捕されている。
同社は先月、放送を中断。警視庁の調べだと、契約者は約2000人にのぼり、ネット上の掲示板には「詐欺だ」「まだ支払った分が残っているのに」と視聴者の悲痛な叫びが次々と書き込まれている。
“夢の放送局”の消滅…。ただ、西島氏は「賢い人は、次を狙っている」と推測。「JWAVE」の失敗を“教訓”に、法の網をかいくぐる新たな丸見えチャンネルの誕生も近いようだ。
ZAKZAK 2004/11/16
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_11/t2004111615.html
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