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[急展開] NTTドコモ携帯通話記録盗難事件 [創価大グループの狙いはジャーナリストら盗聴だった]
http://www.asyura2.com/0411/nihon15/msg/350.html
投稿者 月読 日時 2004 年 11 月 11 日 10:51:04:ydTjEPNqYTX5.
 

大手新聞からテレビまでオールスルー。
以下、しんぶん赤旗、週刊新潮、FORUM21、阿修羅内etc
  

――― しんぶん赤旗 2004年11月11日 ――――――――――――――――――――――――

創価大グループ携帯通話記録盗み出し 地検調べで新事実発覚
反学会ジャーナリストを"盗聴"

 創価大学グループによる携帯電話通話記録盗み出し事件で、起訴された実行犯は創価学会を批判しているジャーナリストの通話記録も盗んでいたことが、十日わかりました。

 東京地検特捜部の調べで判明したもの。被害者のジャーナリスト乙骨正生(おっこつまさお)氏が同日記者会見し、明らかにしました。地検は起訴直前に乙骨氏を呼んで事実を伝え、被害調書を作成しました。

 電気通信事業法違反で起訴されているのは、創価大出身でドコモシステムズ元社員の嘉村英二被告(二八)。同被告は二〇〇二年三月と四月、NTTドコモの施設内で乙骨氏と元学会員の女性らの通話記録を盗み出していました。

 乙骨氏は創価学会に詳しいことで知られるジャーナリスト。聖教新聞や学会系雑誌が「ガセネタ屋」などと中傷・攻撃しています。通話記録盗み出しは乙骨氏が発行する雑誌『フォーラム21』の発刊時期(〇二年三月一日)に当たります。

 嘉村被告と乙骨氏ら被害者とは一面識もなく、同被告に乙骨氏らの存在を教え、指揮した者なしに事件は成り立ちません。その真相解明にまで踏み込むことができるかどうか、地検の捜査が注目されています。嘉村被告は〇二年にも別件の通話記録盗み出しで有罪になっています。このとき同被告に犯行を依頼したのは創価大副学生課長(当時)で、同様に有罪判決を受けています。

 同事件の真相究明を求める会は十二日午後三時から、東京・千代田区の衆議院第二議員会館第二集会室で「事件を考える」集会を開きます。


 地検は勇気持ち解明を 信仰・言論自由侵害 組織的犯行か

 「地検は勇気を持って全容解明を」。事件を刑事告発していた佐藤せい子さんと福原由紀子さん、被害者の乙骨氏の三人は十日の記者会見でそう訴えました。反学会勢力への組織的犯行の色が濃くなった事件の全容とは―。

 事件は別件の通話記録盗み出しから発覚しました。創価大剣道部監督が女友達の交際相手を探ったもの。この事件で同監督と嘉村被告、同被告に犯行を依頼した創価大副学生課長(創価学会全国副青年部長)が有罪になりました(二〇〇二年十一月)。

 警察はその捜査のなかで、福原さんらの通話記録も盗んでいたことをつかみながら、捜査を中断し、"交際相手調査"だけを立件しました。

 今回の地検の再捜査でわかったのは、嘉村被告はこの調査(四月二十五日)の一カ月半もまえに福原さんや乙骨氏の記録を盗んでいたこと。つまり「"浮気調査"はいわばおまけ。反学会勢力の調査こそが本命」(乙骨氏)だったことです。

 佐藤さんは学会と対立する日蓮正宗信徒団体「妙観講」副講頭で元学会員の福原さんも創価大助教授と離婚後は日蓮正宗信者。そして乙骨氏は学会が蛇蝎(だかつ)のように嫌うジャーナリスト。

 乙骨氏は「通信の秘密侵害だけでなく、信仰・言論の自由の侵害だ。裁判所がかつて日本共産党の宮本顕治氏宅盗聴が創価学会の組織的犯行と認定したを事実を想起せざるをえない」。福原さんは「勇気をふりしぼって告発したかいがあった」と語りました。

 問題は今後の地検の捜査。「嘉村被告は一面識もなく、私たちの通話記録を盗むメリットもない。彼に犯行を指示した背後関係なしに事件の全容解明はない」と佐藤さん。会見では、通信の秘密侵害を放置してきたNTTドコモへの批判の声も出されました。

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――― 週刊新潮 2004年11月18日号 ――――――――――――――――――――――――

【特別手記】「尾行」「盗撮」そして私は「創価学会員」に通話記録を盗まれていた
 「反学会」ジャーナリスト 乙骨正生
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

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――― FORUM21 2004年11月1日 ―――――――――――――――――――――――

特集 NTTドコモ携帯電話通話記録盗み出し事件に新たな展開

再び逮捕された創価大出身者
悪質な犯行を命じたのは誰か

山田直樹(ジャーナリスト)
 

逮捕者3人の共通項は「創価大学」

 はたしてパンドラの箱は開くのか?
 東京地検特捜部は10月13日、携帯電話の通話記録を不正に引き出したとして、電気通信事業法違反の疑いで「NTTドコモ」関連会社の元社員嘉村英二容疑者(28)=名古屋市中川区=を逮捕した。
 小誌読者なら、この名前を見てピンと来るはずだ。嘉村にはすでに同じ法律違反で懲役1年6カ月(執行猶予3年)の判決が下っている。この一件を第一事件としよう。事件の登場人物(被告)は他に二人いる。この3人が絡む第一事件の概要をおさらいする。
 まずは嘉村。創価大卒業生で、事件当時はドコモ関連会社社員(ドコモ・システムズ)だった。続いて懲役1年2カ月(執行猶予3年)の判決を受けたのが根津丈伸。同じく当時の役職は創価大学学生課副課長。そしてもうひとりの田島稔。創価大学剣道部監督(創価大職員)だった。
 ちなみに根津は紛れもない学会幹部。創価大学10期生で、全国副青年部長の役職(当時)にあり、同大出身者同窓会の「創友会」評議員でもあった。このオモテの顔とは別に、「広宣部」という主に学会批判者の動向調査などを担当する部署に在籍したこともあると言われる人物だ。また田島はもともと警視庁の巡査部長で、剣道の国際大会での優勝経験を買われ、95年に創大へスカウトされた。地元・八王子では男子部主任部長を務めていたこの人物への判決は、懲役1年(執行猶予3年)である。
 事件の展開はこうだった。田島が交際相手の“不倫”を勘繰り、携帯電話通話記録の入手を根津に依頼。根津は創価大学卒業生の嘉村を選んで、通話記録の出力・印字を実行させた。田島はこの記録を根拠に、関係者へ嫌がらせの電話を繰り返したため、不審に思ったその人物がドコモに相談して、事の経緯が露顕した――というもの。
 事件の3人には創価学会員という共通項がある。だが、02年9月、3人の逮捕が報道されて経緯が明らかになっても、メディアは彼らの共通項=学会トライアングルに触れようとはしなかった。
 
起訴事件のほかにも秘密侵害

 ところが逮捕からしばらく立って、事件はまったく別の様相を見せ始める。
 02年9月19日朝、東京在住の福原由紀子さんのもとに一本の電話が入る。警視庁深川署の美崎と名乗る刑事からだった。
 内容はこうだ。ふたつの携帯電話番号を述べて、福原さんはそれらを所有しているかと質問。その通りだと答えると、さらにこう聞かれたのだった。
 「最近、料金プランの変更やその関連のトラブルでドコモに電話をしたことはないか」
 身に覚えがないと否定した福原さんは、1台は娘の恵さん(仮名)が使用していると付け加えた。すると美崎刑事は、恵さんへ自分宛てに電話するよう依頼した。恵さんは当日午後、美崎刑事に電話。母親同様の質問を受けたが、否定した。
 翌日、深川署を訪れた福原さん母子を待っていたのは、驚愕の事態だった。担当刑事たちの説明を要約するとこうなる。
 「2台の携帯電話の通話料金明細システムが(02年)3月7日にアクセスされ、それ以前1〜2カ月の記録が漏洩した。料金プラン変更やトラブル発生、クレーム等で確認のためアクセスするのは違法でないが、それでないのにアクセスしたのは違法だ」
 嘉村ら学会員トライアングルが引き起こした事件を、福原さんらはどこか遠いところで起きたものとしか見ていなかった。だが、創価学会員ならやりかねないという思いはあった。というのも、福原さんは学会と日蓮正宗の対立の渦中で、意を決し脱会した人物だったからだ。これを理由に創価大学教員の夫とは協議離婚を余儀なくされ、以来、母娘が寄り添うように暮らしてきた。その過程で、福原さんへは学会員と思われる人物からの面談強要、嫌がらせが相次いだ。こうした現実と、通話記録の盗み出しがひとつの点として交わってしまったのである。
 深川署は福原さんと同じく、9月19日にいまひとりの女性に電話をかけていた。電話の主は「カワト刑事」である。カワトは美崎刑事より直截的に切り出している。
 「最近の事件(第一事件)のことを知っているか」
 この女性、佐藤せい子さんは日蓮正宗の有力信徒団体・妙観講の副講頭という要職にある。創価学会からの嫌がらせは枚挙に暇なく、それだけで1冊の本が出来上がるくらいだ。であっても、第一事件と自分に係わりがあるとは想像すら出来なかった。カワト刑事は続けて、福原さんが受けた質問を行う。この時カワトは、はっきりこう言った。
 「あなた(佐藤さん)の携帯電話通話記録が調べられた形跡がある。心当たりはあるか」
 当然だが、心当たりは大いにあった。実際にそれまで、佐藤さんの電話に盗聴の形跡があったのだ。佐藤さんは捜査に協力すると述べ、翌日、深川署に出向くと事態はおよそ別の方向に進んでいるのだった。即ち、「佐藤さんのケースだと、刑事事件は成立しない」というのである。
 結局、佐藤さんが縷々申し述べても、調書は採取されず終い。刑事事件として成立しない理由はこうだ。ドコモには、加入者の住所・氏名を扱う顧客システムと通話記録(時間・月日)を扱う料金明細システムがあって、前者にアクセスしても犯罪にならない――。
 一方、福原さんに対しては20日、前日の母娘の供述調書を読み上げて、そそくさと署名・捺印させただけで終了した。形式的な手続きだったと福原さんは語るのである。その後も捜査資料を手交したりしたが、結局それは11月8日に返却されて、事件の捜査は沙汰止みになってしまった。
 
解明待たれる「氏名不詳の創価学会関係者」

 本誌が繰り返し報じてきたように、公明党と警視庁の間にはただならぬ「関係」がある。竹入義勝元公明党委員長、龍年光元公明党都議、あるいは山崎正友元創価学会顧問弁護士、また藤原行正元都議らの証言、著作で明らかなように、公明党が警視庁と「良好」な関係を築き、接待を繰り返してきたことは紛れもない事実だ。福原さんや佐藤さんに降りかかった災厄が少なくとも警視庁レベルで払いのけられぬとすれば、これは検察庁に告発して捜査を要請するしかない。
 そこで彼女たちは03年5月14日、東京地検に告発を行った。被告発人は前出の嘉村と「氏名不詳の創価学会関係者複数名」。(告発状全文は小誌03年5月15日号参照)
 そして告発から5カ月。ようやく地検は捜査に踏み切り、嘉村を逮捕したのだった。この間、東京地検に対する事件捜査要請の署名活動が活発に行われ、その数1万数千に達している。しかしながら、こうした正当な真相究明運動に対しても、学会員と目される集団からの妨害活動が行われた事実も付記しなければなるまい。
 では、この告発の最大のポイントはどこか。それは捜査で解明すべき最重要課題と言い換えても良い。告発状が記したように、本件が嘉村一人の単独犯とは到底思えない。佐藤さんは捜査員から、「盗み出された記録は数百人分」と聞かされている。逆に言えば、告発があったから捜査に着手したのであり、それ以外にどれほどの通話記録盗み出しがあったのかは、いまだ深い闇の中だ。嘉村がそれを一人の意志で遂行したのだとすれば、当然、その情報を売買した可能性も想定しうる。また、単なる「通話記録収集マニア」だと自白して逃れるやもしれぬ。
 しかし、ここで忘れてならない点がある。少なくとも福原さんの通話記録不正アクセスは、第一事件より前に実行されたのである。第一事件でのそれは、02年4月25日。一方、福原さんは02年3月7日で、この日より1〜2カ月前のものアクセスされている。もしここに第一事件のようなトライアングルが成立すると、どうなるか。解明すべきは、まさにそこだ。嘉村に犯行を命じたのは、いったい誰なのか。新たな人物の名前が表出する可能性もある。
 警察が半ば投げ出した案件を、地検特捜部が捜査する――。地検に相当の自信と証拠がなければ、このような手段は採用されない。だからといって、本当に立件するかどうか、100パーセントの保証もない。恐らく小誌が読者の目に触れる頃には、結論が下されているだろう。改めて告発状を引用する。
 〈本件は、いずれも創価学会の関係者である被告発人らが、告発人らの反創価学会活動を嫌悪し、告発人らの交友ないし活動関係およびそれらの者との通信に関する情報を把握するため、通信の秘密を守るべき立場にある被告発人嘉村を含めて共謀し、無法にも通信の秘密を侵害した事案である。したがって本件は、たんに電気通信事業法等に違反するだけでなく、本質的には、憲法の保障する信教の自由(第20条)、通信の秘密(第21条2項)を侵害する悪質な犯行である〉
 第一事件は1回で結審、判決が出たが、その時3人の被告には、11人もの学会弁護団が就いた。嘉村が起訴されれば、いかなる弁論・理屈で、被告を守ろうとするのか。それへの注視も決して怠ってはならない。当然のことではあるが、証人として出廷するであろうドコモ関係者の_業務管理_の実態についても、しかと記憶すべきであろう。

山田直樹(やまだ・なおき)フリージャーナリスト。1957年生まれ。文庫本編集者を経て、週刊文春記者。イトマン事件など経済事件を担当し、昨春独立。週刊新潮に連載した「新『創価学会』を斬る」が「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞を受賞。著書『創価学会とは何か』(新潮社)を4月に発刊。

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阿修羅内より

ドコモ関連元社員(創価学会員)を起訴=通話記録を不正入手−東京地検
http://www.asyura2.com/0411/nihon15/msg/310.html

通話記録不正引き出し 元ドコモ関連会社員逮捕(創価学会員)
http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/263.html

創価学会員のドコモ通信記録持ち出し
http://www.asyura2.com/0406/senkyo5/msg/716.html 

実態はほとんど無防備だと、ドコモの職員が打ち明ける…
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/417.html

【与党公明党に関連】創価学会幹部が逮捕されたヤフーBB「個人情報流出事件」の背景【FORUM21】
http://asyura2.com/0401/senkyo2/msg/757.html

【宗教と社会の関係を考えるForum21】特集、携帯電話通話記録窃盗事件と創価学会の盗聴体質 10/15号
http://asyura2.com/0401/it05/msg/174.html

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