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在留認可、長女のみ
国外退去のフィリピン一家
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041106/mng_____sya_____008.shtml
不法滞在で東京入国管理局の退去処分を受けた長野県佐久市のフィリピン人一家六人が、処分取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁(菅野博之裁判長)は五日、高校一年生の十六歳の長女だけ請求を認め、ほかは棄却した。
一家はマリン・メイナルド・クルーズさん(42)夫婦と長女ジョメインさん、四−十一歳の男児三人の計六人。夫婦は一九八六年に就労目的で来日、不法残留の状態で子どもが生まれた。入管側は昨年五月に家族全員を退去処分とした。
判決は長女について「日本人の子どもと変わりない生活をしており、将来を自分で判断できる年齢」として処分の取り消しを認めた。しかし、両親は不法残留の期間が長く、男児三人は十分な判断能力がないとして処分は適法とした。
判決後、記者会見したジョメインさんは「私一人ではつらすぎる。両親は法律を犯したのかもしれませんが、家族全員を残してほしい」と訴えた。代理人の弁護士は「家族で判断が分かれたのは異例」として控訴する方針を明らかにした。
佐久市周辺の住民からは、一家の在留を希望する一千六十二人分の嘆願署名が提出されている。
判決について東京入国管理局は「内容を承知していないのでコメントできない」としている。