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ペルーの「テロリスト」大統領をかくまっているボート博打胴元のおばさんが
3k新聞で吠えています。
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PUBLICITY
No.1039(2004/10/29/金)
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「PUBLICITY」(パブリシティー) 編集人:竹山 徹朗
E-mail:freespeech21@yahoo.co.jp
blog:http://takeyama.jugem.cc/
※転送・転載自由です。ただ、転送・転載される時には、
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http://www.emaga.com/info/7777.html
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◆◇今号の目次◇◆
【めでぃあ・オフノート】
▼「大船」の論理
▼地震報道続報
【投稿紹介】
▼「産経系コミュニティ」
【転載】
▼神浦元彰(軍事アナリスト)の「J−RCOM」
そのようなイラクに、政府は「安全」と言って
自衛隊を送り出したことを忘れたのか
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(中略)
【投稿紹介】
▼地震でなくて台風だが、以下の投稿をいただいた。
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ところで、ネットサーフィンをしている時に偶然見つけたので
すが先日の台風被害に対する日本財団代表・曾野綾子氏のコラ
ムがこちらに掲載されています。初出は「産経新聞」。
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/moyo/2004596/20045961.html
いやまあ、すごいですよ。あぜんとして声も出ません。
私は「産経系コミュニティ」のことはよく知らないのですが
ある種のメディアなら、こういう暴論を書き散らしていても
なんのチェックも入らずにスルーされてしまうのでしょうか?
日本財団って、いちおう「福祉団体」ということになっていた
と思うのですが、財団のイメージから言っても、今回のこの発
言はどうなんでしょう?
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▼ということで、曾野氏の文章を読んだ。
タイトルが「台風 教育のチャンス 利用を」。
初出は産経新聞の10月22日付。
前半は「脱ダム」を主張する人々に対する因縁話で、後半が台
風被災者への注文だ。前半の因縁話もツッコミたいところだら
けだが、問題は後半。
アフリカ各地で「何度も停電があった」体験に「微動だにしな
い」「東京の電気の明るさ」を対置し、「この事実に少しも感
動もせず感謝もしない日本人が、私は不気味である」ときた。
そう書いちゃう感性が不気味だが、これで驚いてはいけない。
被災して避難した人々に「新しい毛布」が支給されていたこと
に対して、「一晩のことに何でそんなに甘やかさねばならない
か私はわからない。避難したら新聞紙を床に敷いて、何枚も重
ね着をして眠って当たり前だ。それがいやなら、早めに毛布や
蒲団(ふとん)を背負って避難するだけの個人の才覚の訓練が
要る」と書く。さらに書く。
「お弁当なども行政は配る必要はない。天気予報を聞くことが
できるシステムがあるのだから、自分で歩けない老人や障害者
は別として、避難する時、食料は自分で持って来るのが世界の
当然だ。台風は教育のチャンスでもあるのに、それを少しも利
用していない」
ひょえ〜、日本財団っておっそろしい団体だがや。この人、本
気で書いているのだろうか。一晩って誰が決めたんだよ。訓練
って、死んじゃったらダメでしょうが。そんな「世界の当然」
は、敢えて言う、ぜんぜん日本的じゃないよなー。でも、今さ
っき『三国志』で、2000年を超えて残る悪女たちの凶行を
読んだところだから、「我は民を教える者」との呆気にとられ
るほどの倣岸も、なんともちんけに見えてしまう。貧しいまま
強張(こわば)ってしまった人だ。
この倣岸を我が物としている者か、我が物としている(と思っ
ている)者か、「教育」されたがっている者が当該媒体を好む
のだろうが、こうした嗜好は哂ってすませる問題ではない。如
上の言論を、「我が事」としてとらえる判断力を失うことを、
ぼくは恐れる。
「判断力とは未知の事物の衝撃による精神の弾性ではないか」
小林秀雄『人生について』中公文庫p43
【転載】
神浦元彰(軍事アナリスト)の「J−RCOM」
〜激動する世界の最新軍事情報を発信〜
http://www.kamiura.com/new.html
地震報道とメディアを二分しているイラク人質事件。
日経新聞の第1報。【ロンドン=横田一成】AP通信などによ
ると、イラクで日本人と見られる男性が反米武装勢力に拘束さ
れたもようだ。人質となった男性が映ったイスラム系のホーム
ページに流れた映像で、武装勢力側は48時間以内に自衛隊がイ
ラクから撤退しない限り、人質の首を切って殺害すると警告し
た。
「自己責任論」の合唱が聞こえてこないのは、おそらく地震報
道があって、そこまでスペースを空ける余裕がないからだろう
と思う。あとは、「慣れている」のもあるだろう。「慣れ」の
方が大きいのかもしれない。ぼくは神浦氏のニッポン人論に完
全に賛同する。
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■タイトル
イラク日本人拘束 人質解放 手詰まり感
説得困難な相手 退避勧告に限界
米国揺さぶり、日本に照準
(毎日 10月28日 朝刊)
■概要
小泉首相はイラクで日本人を人質に取った事件で、犯人側の自
衛隊撤退要求を拒否し、テロに屈しない姿勢を国内外にアピー
ルした。今回、小泉首相が直ちに撤退拒否をしたのは、それだ
けイラク情勢が悪化しているという背景がある。しかし仮に人
質に被害が及んだ場合、自衛隊派遣をめぐる世論の動向に影響
を与える可能性は十分にある。
外務省はイラク入国に対し、日本人に最も危険度が高い「退避
勧告」を出しているが、「入国しないでほしい」という「お願
い」でしかないのが実情だ。イラクの反米武装勢力は外国人拉
致事件を頻繁に起こしており、イラク国内の外国人は非常に危
険な状況に置かれている。
今回の拉致事件を起こしたザルカウィ氏率いる「アルカイダ聖
戦組織」は、特に過激で残忍なことで知られている。彼らの目
的は親米的な外国人を拉致し、米国を揺さぶることが有効と考
えて行動している。
■コメント
不思議なことに、今回は香田さんに自己責任を求める声が起き
てこない。
香田さんには政治性がなく、家族も政府に救出を強く要求しな
いから起きないのだろうか。
それとも最悪の場合を想定し、そのような被害者をむち打つこ
とをためらっているのだろうか。
それは香田さんを日本人が突き放したことにならないのか。
「バッシング」から「突き放し」に変化したと考えるべきなの
か。
そのような無感情な雰囲気は、世論を操作したい者にとって格
好の社会状況なのである。
とにかく何か発言し、行動しなければいけない。
それは反対でも賛成でもいい。
とにかく考え、発言し、行動しなければ、世論を意図的に誘導
される危険が高まる。
国民が無関心、無感情に陥ってはいけない。
ちょっと整理しょう。香田さんは危険を認識することなく、自
ら危険なイラクに飛び込んでしまった。
これは香田さんの自己責任である。
そこでアルカイダ系に拘束されて、日本政府を脅迫する材料に
使われている。まさに生命の危機にあっているのだ。しかし香
田さんは自らを犠牲にして、自衛隊の撤退を訴えるという意志
はなかった。これは「人間の楯」とは明らかに違う。
冬山の怖さをしらず、軽装備で冬山に入った。そこで遭難した
。彼の行動は責められて当然である。
しかし遭難して助けを求める者に、自己責任を理由に救助を行
わないことが許されるだろうか。
政府は拘束した相手がアルカイダ系を理由に、救出交渉が極め
て難しいと説明する。
しかしそれで政府の責任は果たしたことになるのだろうか。
そのようなイラクに、政府は安全と言って自衛隊を送り出した
ことを忘れたのか。
香田さんは今年1月に日本を離れ、ニュージーランドに向かっ
たと聞いた。ちょうどその頃は、自衛隊の先遣隊がサマワに出
発した時である。そのころ政府はイラクは安全と国民にと説き
続けていた。
政府がイラクは安全と言い続けたから、奥参事官と井ノ上書記
官は武装した護衛が着けられないで殺された。私は今も奥参事
官と井ノ上書記官は小泉首相が殺したと思っている。
外務省は「退避勧告」を出しているから、今回の拉致事件は責
任がないと言うのだろうか。本人の問題で済むのだろうか。
日本人は正常な感覚を取り戻して欲しい。何か最近は、日本人
の気持ちの中に無関心、無感動が広がっていないか。
私は香田さんを救出する難しさは認めるが、犯人の要求に屈し
ないといって、みすみす香田さんが殺されるのを見過ごすこと
はできない。日本人にテロと闘えということは、香田さんのよ
うな事件が次々に起きても、それでも動揺しないで済ますこと
ではないはずだ。
もし香田さんが殺害されれば、自衛隊の戦闘部隊イラク派遣が
次のテーマになる可能性がある。軍事の世界では常に危機を求
めているからだ。
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反対でも賛成でもいい、とは現今の情況を衝いた至言である。
そのようなイラクに、政府は安全と言って自衛隊を送り出した
ことを忘れたのか。
何度でもコピーしよう。
そのようなイラクに、政府は、「安全」と言って自衛隊を送り
出したことを、忘れたのか?
▼以下は西日本新聞の記事から。
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「友達としてできることをしなければ…」。香田証生さんの友
人らは二十八日午後、地元の福岡県直方市で武装グループや日
本政府に対し、香田さんの解放と救助を求める街頭署名活動に
乗り出す。
署名活動をするのは、福岡県鞍手町中山の無職植松正義さん(
24)ら友人有志。香田さんとは五年前に直方市内の居酒屋で
知り合いになって以来、なんでも話し合える「飲み友達」とい
う。イラク行きのことは聞いていなかったが「興味を持ったら
やり遂げるいちずなタイプ。そこが好きだった」と理解を示す。
事件を知った二十七日は、居ても立ってもいられず友人に、小
泉純一郎首相へ救出を依頼する寄せ書きを呼びかけ、六人が賛
同。支援の輪を広げたいと署名活動を考えた。集まった署名と
寄せ書きは二十八日中に首相あてに送る予定。
植松さんらは「(香田さんの)行動は軽率で非難されても仕方
がないが、関係ない民間人の命と引き換えに自衛隊撤退を求め
るあり方は間違っている」として「なにより彼は僕らの大切な
友人。なんとかしたい」と、必死の様子で訴えている。
同日夕には、地元労働団体なども、香田さんの解放を求める緊
急集会を同市須崎町公園で行う。
(西日本新聞) - 10月28日14時36分更新
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(以下略)