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(回答先: 未成年社員にもキス 複数が目撃 県警「悪質」と判断(西日本新聞) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 10 月 25 日 21:37:49)
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news006.html
福岡県警捜査一課と福岡中央署は、女性社員二人に対する強制わいせつ容疑で逮捕した「ホークスタウン」前社長高塚(こうつか)猛容疑者(57)=岩手県盛岡市加賀野二丁目=について、二十五日午後から本格的な調べを始めた。県警は社長の立場を悪用したセクハラ(性的嫌がらせ)が社内で常態化していたとみているが、任意聴取なしでの元企業トップの逮捕は異例で捜査の先行きに憶測も呼んでいる。
調べでは、高塚容疑者は同社社長だった四月七日午前、福岡市中央区の「シーホークホテル&リゾート」会議室で十代の女性社員にキスするなどわいせつな行為を強要した疑い。二〇〇二年七月十一日午前にも、事務所で当時三十歳代の女性社員に抱きつくなどした疑い。いずれも周囲には別の社員らが居合わせた。同容疑者は「強制していない」と犯意を否認している。
県警にはこの二人の告訴を含め、計十件近い被害相談があり、刑事事件と立件するための「常習性」や「悪質性」の立証は可能と判断している。
ただ、企業内でのセクハラの解決は一般的に、被害者側の抵抗感もあって、刑事事件より、民事上の示談手続きが優先されるケースが多い。
その点県警は今回、事前の任意調べなしで強制捜査に踏み切っており、関係者の間では、今後高塚容疑者がからんだ不明朗な会計問題などに捜査が伸びることを予想する見方も出ている。
高塚容疑者は現リクルートを経て、一九九九年に旧福岡ドーム副社長に就任。二〇〇二年からは社長に昇格、球団社長も兼任したが九月、セクハラ疑惑など「重大な法令違反」を理由に社長を解任されていた。
■不透明な資金解明へ
ホークスタウンは二十五日、前社長の高塚猛容疑者(57)が強制わいせつ容疑で福岡県警に逮捕されたことを受け、逮捕容疑が解任理由の「重大な法令違反」のひとつであることを明らかにした。さらに、同社は高塚容疑者周辺の「不透明な資金の流れ」についても刑事告発を視野に不正・ハラスメント調査委員会で調べており、月内にも公表する見通し。
高塚容疑者の逮捕容疑は、部下の女性社員二人に抱きつくなどした、わいせつ行為。同社は「逮捕事実を含めて(高塚容疑者の)法令違反が明らかになったとして、解任した」と発表した。
一方、不透明な資金の流れについては、高塚容疑者の著書を年間約一万冊以上も経費で購入する「公私混同」や、業務に関係ない出張にも旅費が支払われるなど、億単位ともいわれる会計処理の「疑惑」が発覚。「限りなく黒に近いグレーの案件が五十―百件ある」(増井利夫ホークスタウン社長)という。
高塚容疑者はホークスタウン社長のほか今年九月末までプロ野球・福岡ダイエーホークスのオーナー代行も兼務。福岡ドームやホークス事業に関係する取引業者や、日本シリーズの放映権を獲得したい地元テレビ局などは、高塚容疑者の顔色をうかがわざるをえない状態だった。「高塚容疑者への“貢献”が求められていた」(地元テレビ局)との指摘も相次ぐ。
こうした疑惑を同県警が立件するには、会社側の被害届や告訴が必要。調査委員長の小林英明弁護士は「逮捕は、コンプライアンス(法令順守)体制の確立を示すもの」と、調査委設置など会社側の厳しい姿勢が今回の逮捕につながったとの認識を示した。今後の調査の力点は、金銭面の不正解明に置かれる。