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埼玉県警捜査2課と狭山署は15日、同県熊谷市佐谷田、元同県警警部補で探偵業の半沢信博被告(50)(恐喝未遂罪で起訴)を有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで逮捕した。
半沢被告は容疑を認めているという。
調べによると、半沢被告は、西入間署に勤務していた2003年2月、捜査を担当した詐欺事件の容疑者だった同県上尾市の男性(63)の定額郵便貯金証書と、偽造した解約委任状を同県坂戸市内の郵便局に提出し、約1000万円をだまし取った疑い。
定額郵便貯金証書は、詐欺事件の証拠品として半沢被告が押収したもので、服役していた男性が今年9月に出所後、半沢被告が返還した。しかし、男性が解約手続きをしたところ、証書がカラーコピーであることを郵便局員に指摘され、勝手に解約されていたことが分かった。
男性の証書については、他の押収品とともに昨年1月に還付したとする書類が残されており、同課などが半沢被告が証書を持っていた理由などを調べている。
半沢被告は今年3月に県警を依願退職。別の男性から金を脅し取ろうとしたとして9月18日、恐喝未遂容疑で逮捕された。
(2004/10/15/21:36 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041015ic25.htm