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(回答先: ワープロ文化の果てる時【がんばれ!!ゲイツ君】 投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 12 月 23 日 12:12:37)
続・ワープロ文化の果てる時【がんばれ!!ゲイツ君】
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/office2.html
こんにちはみなさん。御機嫌いかがですか?もう三月ですねぇ。
ま、オリンピックもひとまず終ってIBM関係の方もほっと一息ってなとこだと 思いますが、そのオリンピック関係で奇妙なサイトの御報告を受けましたので、 最初にまずそれをお伝えしておきます。 こちらです。
これ、長野五輪サイトのヒット数はアトランタの約5倍と称してIBMを讃えて います。まぁ前回のアトランタはさんざんの出来でしたからね。IBMもようやっと 面目躍如ってとこでしょうか(って、私はそのサイト見なかったからよくわかりません でしたけど)
しかし、この記事の3段落目に、
オリンピック公式サイトはIBMのマーケティング・ツールではあるが、 ネティズンらは自分のIEのパソコンで試合のリアルタイムの情報を入手す ることができた。
と書かれているんですけど、これに相当する英文の記事は
The official Olympic Web site has been a big marketing tool for IBM, but it also allowed Netizens to receive real-time updates of the events on their home PCs.
となっていて、IEなんて文字は一言も書いていないんですよね(笑)。
これどういうことなんでしょうね。まさかこういった記事を書いている人って、 IEって文字を書けばそれに応じてMSからなにがしかの報酬を受けるなんて ことにでもなっているんでしょうかね。
この記事の翻訳者の合原さんって結構まともな記事を書いていたような気がしてたんで まさかとは思うけど、なんかこういう記事を見てるとタダで翻訳記事が読めるなんて 喜んでばかりいられないような気がしますね。先週お伝えしたActiveXの話も米国に比べれば 全然扱いが小さいしね。やっぱあいかわらず英文の記事にお世話になるしかなさそうです(T T)。
・・・と書いていたら、「これはIE=家=home」という変換ミスじゃぁないかというご指摘をさっそく頂きました。げ!確かに言われてみればその通り。なんてこったい記事にしてしまったじゃぁないか(笑)!しかし、出来すぎているよなぁこれ(^^;;
・・・と書いてたら、もうすぐに「家のパソコン」という文章に修正されていましたね。す、 素早すぎる・・・・
で。英文の記事といえばこれなんか最高に面白いですね。
おなじみサンノゼ・マーキュリーのサイトにあるMicrosoft Watchの中の この記事です。
これ、要するにアメリカの人気アニメの「The Simpsons」という番組中にゲイツ君が登場し、 厭味ったらしい人物を見事に演じてくれたらしいです(笑)。
なんでもゲイツ君がその手下と一緒に主人公のSimpsonsがインターネットを はじめようとするのを滅茶苦茶にしたり、「競争なんかするくらいなら買収しちまうぜ! へへへ」なんてセリフを吐いたりして大活躍だったとのこと。(最後の「へへへ」は 私が勝手に付けましたが(笑))。
しかしこのアニメは結構人気番組らしく、プライムタイムの全米のお茶の間にこの模様が 流されたことで、ゲイツ君もかなりイメージダウンだったみたいですね。
なんかちょっと前まではアメリカンドリームそのものみたいに扱われていたと思うんですけど まぁさすがにあちらさんの国民もあのインチキと脅しでのし上がって来た人物の正体が ようやっと解って来たんでしょうね。結構なことです。またパイをゲイツ君にプレゼント しようとを今か今かと待ち受けてる人も結構いるかもしれないですしね。
そうそう、例のパイ事件ですが、実際にパイを襲撃された瞬間を写したMPEGムービーのサイトも あるようです。こちらです。700Kほどあるのでちょっとダウンロードに時間がかかりますが、 なかなか見ごたえがある仕上りとなっていますね。パイを投げられた瞬間のおびえるゲイツ君の 様子がとってもGOOです。いや〜、あるところにはあるもんですね。
さて。先週ワープロについて書かせていただいた所、これについても結構メールを いただきました。やはり大体の方は、同じように現状のワープロ文化に不満なようで、 私みたいにほとんど使わないという方も結構いらっしゃいました。
実際ネットワークが整備されたら、コミュニケーションのツールとしてのワープロは ほとんど用をなさないと思います。IMEの進化は私も歓迎しますが、ワープロが 必要以上に重くなってきている現在、(私も試しにMMX-Pemtium200、メモリ96Mの マシンでWORD97を使って見ましたが、重くて話になりませんでした)、WORD離れ、 ひいてはワープロソフト離れがどんどん進行していくだろうという気がします。
少なくとも、ワープロは紙に印刷して配布するということがその基本思想にある わけでして、コミュニケーションが完全にオンライン化すれば用無しになるでしょう。 ま、DTPは別に生き残るでしょうけどね。
しかし未だにWORDというソフトは世界標準だと思っている勘違いサイトが結構あるようで、 ある人はプロバイダにネットワークの構成をテキストファイルでメールで出したら、 その回答が御丁寧にもWORDファイルの添付で返って来たと嘆いておられました。
で、その方は奇特にもWORDなんてけったいなソフトはお持ちじゃぁなかったため、 散々探し回って例のMS製WORDViewerをダウンロードしたらしいんですが、これなんと 圧縮ファイルで4.8Mもあるんですね。で、展開したら20Mになったんだそうです。 ただのビューアー、しかもWORD文書しか対応していない単機能なもんにどうやったら20 Mも容量食わなけりゃならないんでしょうね。いやはや凄い技術力です。
まさかこれ、ただのWORD97に、ファイル編集の機能の所をコメントアウトして リコンパイルしただけなんてことないでしょうねぇ。ま、世界一の技術を誇るソフトハウスさん なんですから、よもやそんなインチキ商売はやっていないでしょうけれどね(笑)。
で。さらにこの MSのWordviewのページにある文句がまた凄い。
Word Viewer を幅広くご利用いただくことで、Word 97 をお持ちでない方との間でも、 文書ファイルのやりとりや、文書の共有が手軽に行えるようになります。インター ネット上、イントラネット上など、Word 97 の文書を不特定の方に配布されるときは 、文書とともにWord Viewer を併せて配布されることをおすすめします。
おいおい5メガもあるのを文書と一緒にメールで送ったらただのメール爆弾だって。だいたい オフラインで渡すにもフロッピーにも入らんのにさ。それに渡された方もいきなり20Mも ディスク容量食われちゃあ腰抜かすでしょう。
まったくゲイツ君ってあいかわらずお茶目なんだから。とりあずこの人のことを、今後 「ミスター感覚宇宙人」とでも呼んで上げることにしましょうかね(笑)。
ちょっと脇道にそれてしまいましたが、とりあえずこの重量級の巨艦ワープロが次第に 見放されていくだろうということについては、結構みなさん異存は無い様でした。
ただ、これが「ワープロが無くなる」ということについては、結構意見が別れましたですね。 ここらへんをちょっと考えて見ましょうか。
たとえば、受け取ったメールをプリントアウトして読むっていう人、結構いますよね。
ま、これたかが数行のメールでこれやってたらバカですが、長文のメールになると 紙に出して読んだ方が都合がいいものです。よく紙の媒体の方が一覧性に優れているなんて 申しますが、まさにこれなんですよね
昔コピー機がゼロックスと呼ばれていた頃、米XEROX社はコピー機に頼りっぱなしの自社の 体質を憂い、新技術にその活路を見出そうとして、かの有名なパロアルト研究所を設立 しました。「そのうち、全てのドキュメントがオンラインで配布される日が来るに違いない。 そうなったら、うちのコピー機はおしまいだ!」
果して、この予言は20年以上たった今でもまだ実現されていません。しかし、その時研究所で 開発されたGUIシステムが後のMacintoshの礎となり、またこんなに高速なものが 需要があるのかとまで言われたイーサネットが、現在のネットワーク社会の根幹を担っている ものであるということは御承知の通りです。
ただ、先に述べたメールの印刷の件ですが、明らかにこれはオンラインの媒体を補完する だけのためでしか無いですよね。それに対してワープロというものは、印刷することが その最終目的であるための場合が圧倒的であり、コンピュータ上で編集、加工できるということは あくまで印刷して紙にするという機能を補完するためにあるものですよね。
ここらへんが文化の違いじゃぁないかと思うわけです。
紙の媒体が無くなることはまず無いでしょう。ただ、この主従関係の逆転は、確実に 起きはじめているような気がします。
実際、ただのテキスト情報ほど情報量が多く、また軽いものも無ありません。たとえば みなさんパソコン系の雑誌などを結構買われる方も多いと思いますが、あれだって情報の 多くはテキストです。部屋の中にある雑誌、書籍の類だって、全部テキスト情報に してしまえば、おそらくパソコンのハードディスクの空きスペースには十分入るに違い ありません。雑誌だなもCDROMのシステムの何も必要無いです。ただ、ノートパソコン一台 あれば、それで済んでしまいます。 (実際に CDROMの辞書類をそうやってノートパソコンに貯めている方もいらっしゃるようです)
そして、本当に必要な時にプリントアウトする、そういったシステムは、特に日本の住宅事情等 を考えた時には絶対に需要があるに違いないでしょう。
また、論文やレポート類を作成するのに、どうしてもワープロでなくてはという方も いらしゃいました。これ、私も経験しましたが、自分で出版するわけでも無いのだから、 レイアウト等に凝っているのはいかにも時間の無駄のような気もします。
ストーリーを網羅したテキストファイル、あとは計算結果のデータファイルでも別に付ければ それで十分のはず。一生懸命文字飾りをして、表紙を付けて、ヘッダつけてフッタつけて ページNo賦ってなんていう作業は、全く本質的な作業でもないのにもかかわらず、結構時間を 要するものです。明らかに著作権を要する人間のやる作業ではないでしょう。それで受け取って もらえないという現実の方がおそらくおかしいのです。
そう考えていくと、今のワープロという存在は、どうみても中途半端な感がしてしまいます。 どうしても紙の媒体でなくてはならない最終的な出版物を作成するにはDTPソフトに比べれば いかにも力不足、かといってオンライン出版に使うには重すぎるし、だいいちファイル フォーマットは互換性も将来性も無い‥。
そういった思いもこめて、「ワープロ文化の果てる時」という表題で先週、今週とお送り 致しました。
本当は先週の一週で終る予定だったんですが、結構ご意見をいただいたということもあって、 今週まで引きずってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
で、おしまいに、先週の記事に関してちょっと興味深いメールをいただきましたので、御紹介 します。元大手コンピュータメーカーに勤められていた方で、現在は退職して小規模な 製造系のメーカーに勤められている方からのメールの抜粋です。会社名は伏せています。
‥前略‥
今の会社では、”コンピュータに向かっている暇があったら現場を見回る” という風潮の会社で、社員をコンピュータの前に座らせるのが大変なため いろいろとファイルサーバにゲームをいれることによってなんとかマウスや キーボードに慣れさせ、その後スキャナとワープロを使うことで奇麗な文章が 書ける、表計算を使えば必死になって電卓をはじく必要がなくなって便利だ、 などとすこしづつ教育をしています。コンピュータで最初に使うアプリとして 一番抵抗が少ないものという意味でワープロはとても便利だと思います。
外崎さんの意見は、○○の社員だった頃の私なら文句なく賛成できたのですが、 それは全員の机にパソコンがあり、社内インフラが整っている会社の事であり、 日本の産業の底辺を支えている中小企業には当てはまらないのではないかと 思います。
以前○○の販売店に研修に行った時に、社内LANが構築されている環境にも かかわらず何故かFDで他の人に一太郎のファイルを渡していて、私が ネットワークを通して渡す方法を教えると喜んでいたことを思い出します。
結局、社員教育が一番の問題であり、外崎さんの環境は恵まれている のだと思います。
また、外崎さんは企業のシステムはインターネット接続が当たり前だと 思っているようですが、これがシステム管理のうえではとても負担になる ものです。当然ファイヤーウォールが必要になり、メールを普及させるためには 全員の机にパソコンを置き、使い方を教え、ウィルスやメールのマナー、 Webを見る時の注意、接続料金など、頭が痛くなります。
とにかく人材不足なのです。システム室の一人は、
”テキストファイルは文字が入っている”
”VBのDate型は日付が入っている”
と信じていたのです。だからオフコンのフロッピーをPC用に変換する ソフトが、フロッピーのフォーマットを変換して、EBCDICコードから ASCIIコードへ変換していることが理解できませんでした。
すみません、文章がおかしくなってきました。私が言いたいのは いろいろな環境があるということです。
もしこの文章を読んで、こんな意見があるから送ってみるか、などと 思って頂けたらリプライをお願い致します。また、もしゲイツ君の中に でも”こんな意見がきたよ”などと載せて頂けたら幸いです。もちろん ひどい書かれかたをされても、その事に関して文句を言いません。
これからも外崎さんを応援しますので、ゲイツ君を応援してやって下さい
はい(笑)。と、それはともかくとして‥。確かに会社が置かれている環境ってのも無視 できないですね。それはうなずけます。よくありますよね。
「営業のくせに何で会社にいてコンピュータなんか触ってんだ!外回りしろ外回り!」 なんて言う上司とか。外回りしてサボっているかもしれないのにね(笑)。
そういうアホな上司もいれば、このメール下さった方のように、一生懸命社内啓蒙に 励んでいらっしゃる方もいる。てっとり早い社内啓蒙にはワープロがやっぱり最適なのかも しれません。
「こんなテレビで何が出来るんだ」なんて言う人にとっては、きれいに印刷されて出てきた 「紙の文書」ほどPCの効用を明解に説明するものは無いでしょうね。 ご苦労が多いことと察しますが、頑張って下さい。
そういえば、私が初めてパソコンというものに興味を持ったのも、「98で一太郎」 だったような気がするなぁ。う〜ん、まだまだ「ワープロ文化の果てる時」までには 道は険しいのかもしれないぞ(笑)。