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これは蜘蛛の糸では?
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投稿者 現在無色 日時 2004 年 12 月 14 日 07:30:12:adCEM5M2s20Yg
 

(回答先: テキサスでケムトレイルの雨が降る 投稿者 スーパー珍米小泉純一郎 日時 2004 年 12 月 08 日 04:04:33)

自分も校庭が微妙な光り方をするので、地面にへばりついてみたら、全面蜘蛛の糸に覆われていて、うぎゃーっ、と驚いた事がある。

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http://www.bigai.ne.jp/~miwa/miwa/fusenhikogurei.html
 日本各地のGossamer

 クモが自分の吐いた糸に乗って集団移動するときのクモの糸をGossamerとよんでいるが、この現象は日本にはきわめてわずかしか見られなかった。そのため日本においては、山形地方の「雪迎え」「雪送り」の名称をのぞいては他にない状態で、Gossamerの研究はいままでほとんどなされていなかったし、人々の関心もなかったといってよい。永野為武博士が昭和16年1月号の『科学朝日』に、「雪迎え」について書かれたが、そのあと同じ『科学朝日』(6月号)に、四日市市の鈴木高行氏が伊勢湾上のGossamerについて報告された。それによると、鈴木氏が伊勢湾で魚釣りをしていると、約30キロもへだたった知多半島の方からクモがたくさん飛んできて、釣竿に八、九匹もつくほどであったという。時期は五月であった。鈴木氏はこのような現象をもう一回、秋11月ごろ同じ海上で(その時は西からの微風。五月のときは東からの微風であった)みたという。 

  昭和32年11月22日の毎日新聞に載った「ナゾ!空飛ぷ物体の正体」という記事のなかに、岩手県一関市に降ったエンゼル.ヘヤーと偲われるものについて書かれてある。エンゼル.ヘヤーというのは、1954年ごろアメリカに降ったもので、空軍の特別調査官が写真にとろうと手でふれたところ消えてなくなった。まるで天使の姿の毛のようなもので、このような名がつけられたという。新聞には一関市に降ったエンゼル.ヘヤー?の300倍拡大の写真まで出ているが、この両市のエンゼル・ヘヤーなるものは、記事によると、昭和32年11月4日、午前10時から約2時間にわたって秋空からクモの糸のようなものが絶え間なく降った。逆光線でギラギラ輝き、長さは30センチから5、6メートルのものもあった。太さは1000分の1ミリほどで、塩酸に溶け、燃やすと毛のように球になり特有のくさみはなかったという。このエンゼル.ヘヤーは降った季節、その日の天候、降ったものの長さや太さからみて、Gossamer そのものであったとわたしはみるのである。記事のなかに「クモは発見されず、ナゾは深まるばかりだとあるが、わたしがいままで観察した結果では Gossamerは、クモがついているのが稀で、普通はクモはついていない。飛びたってしぱらくはクモがついているが、飛んでゆくあいだに、大部分のクモは糸から落ちてしまうのである。「燃やしても特有のくさみはなかった」とあるが、わたしの実験でも、クモの糸は燃やすと、いくらか臭味がある程度であることなどから、どうしても一関市のエンゼル・ヘヤーはGossamerであるとしか思われない。

 Gossamerが、不思議な現象としてみられた一つの例であるが、こういうことは外国にもある。わたしの研究報告を読んだオランダのクリサシサ Fr.Chrysanthusからの手紙のなかに、ある作家が第二次世界大戦中にイギリスの軍事記者たちがGossamerを最新秘密兵雛と疑って、ある化学研究室に送ったことを書いていると知らせてくれた。

 昭和31年6月14日、名古屋市にGossamerが降った。無風の薄曇りの空からさかんに降って、木の枝などに降りかかり、いじると消え失せるような感じのする得体の知れないもので、人々を驚かせ「火星人襲来の前兆」とか「放射能雨の固いいヤツ」とか、うわさとりどりで、なかには洗濯物をとりこむ主婦もあったという。このクモの一種は、東亜蜘蛛学会の八木沼健夫s博士によって、ナガコガネグモArgiope bruennichii(Scopoli)と同定された。 昭和32年2月三日には三重県境にやはりGossamerが降り、朝日新開に「空から銀色のクモの糸」と題して記事が載った。三日朝、三重県桑名郡多度中学校庭で朝礼中、突然空から銀色に輝くクモの糸が無数に落ちてきた。この珍現象は同日午前11時過ぎまで約2時間半にわたって続いた。この現象は北は岐阜県海津郡南濃町境地区、南は多度町野代地区まで直径約4キロの範囲にわたって起こり。同校付近が最もひどかったという。 クモも多数採集された。そののクモは2ミリから7ミリまでで約6種類。クモの糸は一メートル前後から長いのは3、4メートルもあり、逆光でみると銀色に光り、先は真綿のようにからまっているのが特徴であると書かれてある。 この記事は横山泰三氏の社会戯評(朝日新聞)に「ニュールック」としてとりあげられた。 昭和33年11月15日にも多度中学校校庭で午前7時30分から午前10時までも、Gossamerに乗っているクモが多数採集された。このクモ類は八木沼健夫博士によってつぎのように八種が同定された。 1 トガリアシナガグモ 2. ハマキフクログモ? 3. ヤマトコノハヒメグモ? 4. セスジアカムネグモ 5. ハナグモ 6. ウスキショウジョウグモ 7. アシナガグモの一種 8 トホシヒメグモ(4のみ成体、他は幼体) ハマキフクログモ、ウスキショウジョウグモ・トホシヒメグモの三種は、わたしの採集にふくまれていないものである。注意して観察すれば日本の各地に、もっと多くGossameがみいだされるのではないかと思われる。クモが飛ぶ時期は5、6月の初夏と=月の晩秋とになる。

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