「主よ主よなぜ我を見捨てたもう」と云ったのはイエスが磔の時に思いついたセリフではない。
ダビデの時代に書かれた詩編２２の冒頭文である。
そしてその内容は、キリスト臨終前の数時間の出来事とほぼ同じである。
１．人々から見捨てられバカにされる。
２．からだが突き刺される。
３．ローブをめぐってくじ引きが行われる。
４．種となる世代が神の御業を伝える。

聖書中のエピソードの数をどうとらえるかによるが、確立論的にみて偶然はありえない。
詩編２２の執筆時期を認めれば、イエスの死のエピソードはこの詩を元に書かれたとしても矛盾はない。

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