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インターネット:
「ワンクリ詐欺」急増 サイト画面見ただけで会員登録
インターネットのアダルトサイトなどで高額な会費を不当に請求する新手の手口が先月ごろから横行している。何気なく画面をクリックしただけで会員登録されることから、「ワンクリ詐欺」と呼ばれる。架空請求とは異なり、サイトを見たという利用者の心理につけ込む点が悪質だ。国民生活センター(東京都)も強制的に入会させられたほどで、同センターは「契約は成立しておらず、だまされないで」と呼び掛けている。
ネット掲示板には、被害の報告が急増。被害者は問題サイトのアドレスを記し「ここ踏んでしまった。不安で夜も眠れない」などと書き込む。実際の被害も報告され、1万8000円を振り込んだ人は「4日過ぎたら6万円と脅された。ほとぼりが冷めたらまた脅されるのか」。値引きの条件として、業者に「明日15時までに支払え」と言われた利用者もいた。
アダルト画像や「入会規定」などのボタンをクリックするだけで「入会手続き完了」のメッセージが現れる。一定時間見たりマウスを動かすだけで登録扱いになるサイトもある。この際、利用プロバイダー名などが表示されることから個人情報を知られたと思い込み、アダルトサイトを見た負い目もあって請求に応じてしまうという。実際は、アクセス記録が自動的に残る仕組みを利用したものだ。
さらに勧誘メールには利用者がサイトにアクセスしたかどうかが分かる仕掛けもされている。アクセスした場合は後日、督促メールが届き恐怖は倍増。督促メールは執ようで「入金確認できない場合、プロバイダーに対して法的手段で、勤務先や自宅住所など個人情報の開示を求める」と脅迫まがいの文面もある。国民生活センターも昨年12月初旬、勧誘メールが届き、指定のサイトアドレスにアクセスすると、会員登録されたという。
毎日新聞の電話取材に、ある業者は「利用実績がなければ取り消しに応じる。架空請求と同一視されるのは迷惑だ」と話す。しかし、利用規約には「途中退会はいかなる理由があろうとも利用料金徴収後受け付ける」と記されていた。(Mainichi Shimbun)
2005年1月28日
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/network/news/20050128org00m300159000c.html