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(回答先: Windows XP SP2用“緊急”アップデートが公開,ダイヤルアップ・ユーザーは注意(ただし副作用大)【ITPro】 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 12 月 17 日 07:07:59)
Outlook Expressに「BCC」を表示する新たな不具合,MSはパッチを公開
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20041216/153984/
米Microsoftは米国時間12月16日,同社のメール・ソフト「Outlook Express」に見つかった不具合を公表した。メールの送信者が「BCC(Blind Carbon Copy)」欄に記入したアドレスを,受信者すべてに見られる可能性がある。同様の不具合は2004年8月に見つかっているが,今回公表されたのは別の不具合である(関連記事)。同社では,この不具合を修正するための更新プログラム(パッチ)を公開した。同パッチを適用すれば,2004年8月の不具合を含む,いくつかの不具合も修正できる。
「本来隠すべきBCCのアドレスをメールの本文中に表示してしまう」という不具合(セキュリティ・ホール)は,同社から2004年8月に公表されている(関連記事)。ただし,このときの不具合は,メールを分割して送る設定にしている場合のみ影響を受ける。Outlook Expressは,デフォルトでは分割しないので,同社ではパッチを用意したものの公開はしていない。必要なユーザーは個別に連絡して入手する必要があった。
今回の不具合は,メールを分割しなくてもBCCのアドレスを本文中に表示してしまうというもの。送信先に指定するアドレスに不適切なキャラクタが含まれていると,本文は適切に送信されるものの,件名(Subject)が空白になり,BCCなどのヘッダー情報が本文に含まれることがある。この結果,本来は隠すべきBCCのアドレスを,そのメールの受信者全員に見られてしまう。
今回公開された「Outlook Express 6 Service Pack 1 用累積的な更新プログラム (KB887797)」を適用すれば,この不具合を解消できる。
また,このパッチを適用すれば,8月に公開された「メール分割時にBCCを表示する不具合」も解消できる。さらに,今回新たに公表された「日本語版Windows XP環境から送られたメールをOutlook Expressで受け取ると『送信者(From)』が適切に表示されない場合がある」「Exchange ServerのCollaboration Data Object(CDO)がうまく動作しない場合がある」「中国語などの非ASCII文字を含むHTMLメールをXP SP2環境から送ると,本文中のデータが失われる場合がある」――といった,いくつかの不具合も解消できる。
パッチは,Windows Updateから適用できる。ただし,「重要な更新」には表示されない。例えば,Windows 2000環境では,Windows Updateページの左側に表示される「インストールする更新の選択」中の「Windows 2000」を選択すると,「Outlook Express 6 Service Pack 1 用累積的な更新プログラム (KB887797)」として表示される。
ダウンロードセンターからもパッチは入手できる。プラットフォームによって適用すべきパッチが異なるので要注意。
なお,ダウンロードセンターのページ(例えば,「Outlook Express 6 Service Pack 1 用の累積的な更新プログラム」)には,「公開された日付」として「2004/12/13」と記述されている。ただし現時点(12月16日)では,日本語のサポート技術情報は未公開。
また,今回のパッチを適用するには,2004年7月に公開された「Outlook Express 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (823353) (MS04-018)」 のパッチを適用している必要がある(関連記事)。
◎参考資料
◆Outlook Express for Windows update available(12月16日時点では英語情報。近日中に日本語情報も公開される)
◆utlook Express 6.0 を使用してマルチパートの電子メール メッセージを 送信すると、宛先フィールドおよび CC フィールドに指定された受信者が BCC フィールドに指定された受信者を確認できる