現在地 HOME > 掲示板 > IT7 > 110.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 無料アプリの代償? 急増するスパイウェア(上)(Hotwiredニュース) 投稿者 名無しB 日時 2004 年 12 月 09 日 01:26:59)
私自身は各セキュリティ製品を駆使して、可能な限りスパイウェアや悪質アドウェアを
検出・駆除する方針です。
http://hotwired.goo.ne.jp/ (Hotwired)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/20041209107.html
----------------------------------------------------<引用開始
マーケットスコア社は、無料の『インターネット・アクセラレーター』――同社によるとダウンロードのスピードが
最高で2倍になるという――に加えて、米シマンテック社のウイルス対策技術『Symantec CarrierScan Server』
(シマンテック・キャリアスキャン・サーバ)を利用した無料の電子メールウイルス対策サービスを提供している
(マーケットスコア社のウェブサイト(http://www.marketscore.com/)には、『Powered by Symantec』
(シマンテック社の技術を使用)というロゴが目立つように表示されている)。
このウイルス対策サービスに申し込む場合、ユーザーは自分の電子メールがウイルスに感染していないかどうかを
スキャンしてもらうために、マーケットスコア社のサーバーを介してルーティングされることに同意しなければならない。
「このウイルススキャンは、かなりいい機能だと思った」と語るのは、シカゴ在住で失業中のグラフィックデザイナー、
マリリン・ジャクソンさん。マリリンさんのコンピューターには、大学生の息子、マークさんがマーケットスコアを
インストールしたという。「私には、ウイルス対策ソフトの更新サービスを受けるような余裕はない。マーケットスコアなら
一切料金がかからない」マリリンさんもマークさんも、自分の電子メールがすべてマーケットスコア社のサーバーを介して
ルーティングされることについては気にしていなかった。「マーケットスコア社の人に、腰をすえて私たちのメールを
すべて読むような時間があるとは思えない。それに私の生活なんて退屈そのもので、私のメールの中に面白いことや、
犯罪に関することが書いてあるわけでもないし」とマリリンさんは話す。マーケットスコア社のプライバシーポリシーには
次のように記されている。「マーケットスコアはまた、あなたのインターネット活動を弊社サービスを介してルーティングし、
訪問先ウェブページや行動に関する情報を記録することによって、あなたのウェブサーフィンをモニターします。
このような情報には、買い物や取引の内容に加えて、あなたがどのような速度や形式で情報をオンライン入力して
ウェブページを要求するか――たとえば、リンクをクリックするのか、ウェブページの名前をタイプ入力するのか、
ショートカットキーを使用するのか――なども含まれます」
マーケットスコア社は、会計監査法人の米アーンストアンドヤング社が発行する電子商取引認証『ウェブトラスト
(http://www.webtrust.org/)』を取得したことを誇らしげに記載している。マーケットスコア社は、同社が
「収集すると言明した情報しか監視せず、また会員に開示して同意を受けた情報しか使用していないこと」が、
ウェブトラスト取得によって実証されていると記している。だがこの点に関して、ペンシルベニア州立大学は、掲示した警告
(http://its.psu.edu/news/marketscore.html)の中で次のように指摘している。「マーケットスコア社はユーザー情報に
関するプライバシーポリシーを規定してはいるが、こういった条項は容易に変更され得るし、マーケットスコア社あるいは
同社のデータベースやサーバーシステムの新たな所有者が将来、収集したデータを別の、もっとプライバシーを侵害するような
仕方で使用するために、プライバシー条項を変更しないという保証は一切ない」
「さらに、よけいなサーバーに接続することや、集約したデータの報告を準備・販売する目的でマーケットスコア社が
当然作成するユーザートラフィック記録によっても、第三者によるユーザーデータの不正使用の危険性が高まる」
だが、セキュリティー専門家以外に、この事態を本当に気にしている人がいるだろうか? セキュリティー製品メーカーの
米ブルーコートシステムズ社(http://www.bluecoat.com/)のスティーブ・ムラニー副社長(マーケティング担当)は、
『フォーチュン500』に選ばれたある企業のセキュリティー監査を先日行なったところ、ネットワーク内でアドウェアの
『ゲーター』(Gator)が活動していることが判明したと述べた。「この企業のユーザーたちは、自分のパソコンにゲーター
があることを知っていたし、どんな働きをするかも知っていた」と、ムラニー副社長は語る。「ユーザーたちは、ゲーター
をインストールしたのは『ゲーター・イーウォレット』(Gator eWallet)というアプリケーションを使いたかったからだと述べた。
イーウォレットは、パスワードとクレジットカード番号を保存し、1回のクリックでこれらの情報をウェブのフォームに入力
してくれるアプリケーションだ。イーウォレットを使いたければゲーターをインストールせざるを得ない
(日本語版記事:http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20020717205.html)、と言っていた」
だがムラニー副社長によると、この企業のユーザーたちは、イーウォレットはコンピューターの速度を低下させるので、
自宅のコンピューターにはインストールしないと話したという。ユーザーが承知の上でインストールしたスパイウェアが
稼動しているコンピューターの割合は不明だが、調査会社の米IDC社はこのほど、コンピューター全体の67%が何らかの
スパイウェアに感染していると報告した。
ブダペスト在住のセキュリティー・コンサルタント、ヤーノシュ・コバシュ氏は、次のように述べている。「人々は
プライバシーという概念をすっかり捨ててしまったのだろうかと思ってしまう。ハンガリーでは、共産主義体制のもとで
育った人の多くが、生活のあらゆる局面における政府の干渉を、避けられないものとして受け入れるようになった。
人々はこれ以上戦えないほど疲れ果ててしまい、共産主義は悪いものではなく、むしろ有益なものだと自分を納得させたのだ」
「セキュリティー上の脅威や個人情報の漏洩などに疲れ果てた一部のインターネットユーザーが、スパイウェアは
(マイナス面を差し引いても残る)利益を得るために必要だと信じることにしたのだと、私は考えている。自分の個人情報が
もはや個人のものではなくなって、企業や政府機関が自由にやりとりしているのであれば、もう少し情報を提供して無料の
ソフトウェアを手に入れてもいいじゃないか、というわけだ」とコバシュ氏は語った。
[日本語版:天野美保/高森郁哉]
日本語版関連記事
・家庭のパソコンにはウイルスやスパイウェアがいっぱい(http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20041027306.html)
・スパイウェア:パソコン1台に平均93件も潜入(http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20041026303.html)
・デル、NPOと共同でスパイウェア対抗運動(http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/business/story/20041018102.html)
・スパイウェア対策製品を性能比較(http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040513305.html)
・スパイウェアの被害、急速に拡大(http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040513305.html)
・ブラウザーを乗っ取ってポルノをばらまく悪質なスパイウェア(http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20040513204.html)
・職場での個人的ネット利用、スパイウェア被害などの原因に(http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040510303.html)
WIRED NEWSのメール購読申込みはこちら(http://hotwired.goo.ne.jp/reception/index.html)へ
WIRED NEWS 原文 (English:http://www.wired.com/news/technology/0,1282,65906,00.html)
Original articles: Copyrightc 1994-2004 Wired Ventures Inc. and affiliated companies.
Translations and other portions: Copyrightc 2004 NTT Resonant Inc.,and Wired Digital Inc. and affiliated companies.
All rights reserved.
----------------------------------------------------<引用終了