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美容や健康に良いといわれ、人気が広がっている半身浴。関連商品が出回る中、湯船につかったまま読める文庫本を東京のベンチャー企業が開発し、インターネットで売り出した。ポリ塩化ビニル製で、水にぬれても破れる心配がなく、ページもくっつかないという。
発売したのは東京都中央区の「フロンティアニセン」(真下彪社長)。夏目漱石や太宰治といった国内の名作のほか、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」など海外の作品も入れた。すでに20作品を発売、年内に100作品をそろえる予定だ。1冊735円。不要になれば同社が引き取りに応じ、ダイオキシンが発生しにくい高温の焼却炉で処分するという。
同社は在日外国人向けの国際電話のプリペイドカードの印刷を手がけ、ひと月に200万枚を売り上げた時期もあった。だが、昨秋に警視庁などが不法滞在者の摘発を強化した直後から売り上げが激減したという。
そんなころに雑誌で、有名人が「健康法は半身浴をしながら本を読むこと」と話している記事を見つけた。「本をビニールでくるんで読んでいる」と書かれていた。
「カードに使うポリ塩化ビニルなら、水を気にせず読める」。印刷会社を回ってノウハウを学び、試行錯誤を重ねて完成させた。今後は歴史小説や漫画などにも手を広げる予定だという。
東京ガス都市生活研究所によると、ぬるめの湯に胸から下だけ長時間つかる半身浴が注目され始めたのは4年ほど前。同研究所が男女約950人を対象にした調査では、4割が「半身浴をたまにする」と答えた。
東急ハンズ渋谷店では、浴室で本を立てかけるスタンドや専用のいす、携帯電話の防水カバーなど約20点の「半身浴グッズ」を扱っている。担当者は「本を読んだり音楽を聴いたりして、ゆっくりつかる人が多いみたいですね」と話している。
http://www.asahi.com/book/news/TKY200410160326.html
【参考】世界思想社からも「風呂で読む」シリーズが発売中。