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Kは予測する。
おそらく近い将来に「日本は崩壊する」
それは財政的なことだけでなく、社会制度的にも、生命的な意味合いにおいても崩壊するのだと思う。
日本滅亡ではないので、死滅するとまでは言わないが、ある意味においては「滅亡」した方がマシという状況になるのかもしれない。
既に、あらゆる方面でその前兆は現れている。その例を示しておこう。
1 労働者階級において「過密労働をする人」と「ほとんど仕事をしない人」の二極化が進んでいる。おそらくは、近い将来、過密労働する人は倒れていくだろう。
そこに残されるのは「単純な作業のみしか知らない多数の職員」となる。事実上その職場は多くの潜在的労働力を抱えたままに崩壊する事になる。対外交渉能力を全く有しない集団が社会の中に取り残されるのである。
イメージできないようならば、政治家が一度にいなくなってしまった日本をイメージしてほしい。場合によっては核ミサイルで日本全部が滅んだ方がマシという状況になるのかもしれない。
それは、親だけが死んでしまった。多くの未成年という状況と同じなのである。
2 労働を諦めた人達は「将来の自殺を考慮している」
NEETと呼ばれる人がいる。「遊び人・労働を諦めた人」である。前に触れた事もあるがNEETを含むパラサイト・シングルの人と話した事はあるだろうか?Kはある。
「今は、良いだろうけど将来、おとうさん、おかあさんが亡くなった時にはどうするの?」
「自殺しますよ、お葬式する能力も知識もありませんからね、そんな苦しみ受けるくらいならば自殺した方が良いでしょう」
冗談かもしれないが、確かに選択的にはそれが正解とも思える。レッテルを貼るつもりはないが、パラサイト・シングルと呼ばれる人に共通するのは「責任意識の希薄な事」と「将来の展望の無さ」と「苦労からの逃避」であろう。そうでない人もいるとは思うが、比率的には多いはずである。彼等には「日本の将来」などどうでも良い事なのである。
「結婚・子作り」どころか将来は「自殺か、犯罪者になって刑務所で(国に)食べさせて貰う」と考えている人も多いのだろう。
3 日本には人材が不足している。
森永卓郎さんの「年収300万円時代」を読んでみた。内容的には納得させられる物がある。是非読んで貰いたいので内容はぼかすことにするが、基本的には「そんなに肩肘張らないでマイペースで生きよう」という主張である。
ただし、Kにはどうも「考えが甘すぎる」気がする。「年収300万円」という表題にもその点は表れている。(ボーナス無しで年収300万円になるには月収25万円である。それだけの収入になるには甘い考えだけでは厳しいのである。)
森永さんの主張は「一面から見た視点での考察」になっている気がする。「その人が良いのならば、もしくは家族単位が良いのならば」という点に視点が振れすぎてしまっているのである。ある意味では「NEETの奨励」にも繋がるのである。
間違っているとは言わないが「甘い」のである。状況の改善を考察しなければ事態は更に悪化し、やがては取り返しの付かない状況になる。その時には「マイペース」の労働者は自殺でもしなければならない状況になるかもしれないのである。
それでも、森永卓郎さんは「日本では分かっている方の人」である。小泉内閣の閣僚など「何も分かっていない人」の集団だし、野党にも人材はいない。
財政再建ひとつ考えても「まともな改革案」は未だに提示されない(昨日ホリエモンが「相続税は100%」でも良いと発言していたが)。
日本に人材がいないとすれば、後は悪化するしかないのである。
具体的な崩壊は想像すらしたくない状況だが、労働者が圧倒的に不足した国に「労働力になり得ない人が溢れる」という状況が予想される(残るのは「外国に逃げる事ができなかった政治家」と「口だけの評論家」・「犯罪を考えるNEET」・「老人」・「生活保障が必要な人」になる。)。まともな労働者は過労で倒れてしまっているのである。
しかも、その状況下で「金融は破綻して円は価値を無くしているのに、食料自給率は圧倒的に不足している」という状況だろう。
それを回避する方法を誰かに示してほしい。(そんな事にはなりません。という楽観的予想の人はいるだろうが、予測は最悪を前提に行うべきであり、その為には具体的政策展望の案の提示が必要である。)