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日米はさらに緊密に [東亜日報]
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2005032142978
MARCH 20, 2005 23:11
by 權順澤 (maypole@donga.com)
「日本はおだて、中国には警告を…」
ライス米国務長官が就任後初めてのアジア歴訪で明らかにしたブッシュ政権2期目の対アジアビジョンを、ワシントンポスト紙はこのように要約した。
ライス長官は特に19日、上智大学での招請演説を通じて、世界の強国としての日本の役割を拡大する米国の新アジア政策を披瀝したと、同紙は伝えた。
ライス長官は、「日米両国は、アジア地域はもとより、全世界的レベルで同盟関係を『現代化』している」とし、最近、両国の外務・国防長官が宣言した「共通戦略目標」を例に挙げた。「共通戦略目標」は、日本の戦略的役割を、中国を含むアジア全体に拡大するという内容だ。
同紙は、ライス長官が演説で、日本の国連安保理常任理事国入りを支持し、世界の中の日本の役割を明らかにしたことは、米政府が日本を中国に対する均衡勢力として認識していることを示唆したものだと分析した。
ライス長官は演説で、「米国は、自信があり平和的で、繁栄する中国を歓迎する」としながらも、「しかし中国は、その能力を国際的な責任と調和させなければならない」と指摘した。ライス長官は、スーダンやミャンマーのような独裁政権と中国の経済的取り引きを特に言及した。
そして、「中国が世界化に応じてその果実を得るには、窮極的には代議民主主義の政治体制を受け入れなければならない」とし、中国の政治体制の民主化も求めた。
ライス国務長官は、日米同盟は中国をターゲットにするものではないとしながらも、中国の行動に影響力を及ぼすためであることを明確にした。同紙は平素、米政府の官吏が非公式的に中国の政治体制改革を言及したことはあるが、ライス長官の同日の発言のように、米国の対アジア政治、経済、安保政策の枠組みに中国の社会と政治体制を合わせなければならないと警告したことはなかったと伝えた。