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日時 : 2005年3月25日(金) 18:30 - 21:30
場所 : 北とぴあ 8階 806会議室 北区王子1-11-1 TEL. (090)7234−9792
交通 : 営団地下鉄南北線 王子駅 下車 1分・R京浜東北線 王子駅 下車 2分
地図 : 北とぴあへの地図
参加費 : 1,000円(会員) / 2,000円(オブザ−バ−)
参加申込: sasokunio@hotmail.com
1993年の事件当時、マイケル・ジャクソンを児童虐待容疑で訴えた少年の父親が雇ったロスマン弁護士の秘書ジェラルディン・ヒューズによる告白本。それは偶然にも原告サイドの舞台裏で働いていた彼女の貴重な体験談です。彼女の職場では、児童虐待の被害者を守るためというより、マイケル・ジャクソンから大金を得る恐喝計画を企てているとしか思えない出来事が起こっていたというのです。密室会議から漏れ聞こえる罵声、不正としか思われない手紙をタイプさせられた体験、原告少年は虐待された少年らしくなく元気で明るい様子であったこと、逆に少年の父親と著者の上司である弁護士は、恐喝計画がばれないかと顔面蒼白になりながら神経質に慎重に計画を進めていたことなど、貴重な証言が生き生きと描かれています。
本書は一弁護士秘書の告白本ですが、マイケル・ジャクソン児童虐待容疑事件という切り口から、現代社会の様々な問題について考えるきっかけを与えてくれます。米国の訴訟社会について、スターの人権、児童の人権、マスコミ報道のあり方、公の権力のあり方など…。
今回のワールド・フォーラムでは、マイケル・ジャクソンの1993年児童虐待容疑の舞台裏について、また現在類似の容疑で進行中の訴訟について、本書の翻訳作業を通じて得られた情報、日本のマスコミが報道していない情報をも交え、わかりやすくお話いただきます。質疑応答・意見交換の時間も設けたいと思います。